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「 場地しゃあああん、」






教室から千冬が出ていったことを確認して、
場地の前の席に座って場地の机にぐでーっと突っ伏す。


いかにも迷惑そうな目をわたしに向けると、
『 あ?キメェ 』ってケンカ売られた。






「 …買おっか?そのケンカ 」

「 買ってくれんのか?んじゃケンカしようぜ 」

「 ゴメンなさい、ウソデス 」






買ったらわたしばちぼこにやられます。

違うんですよ、あなたにちょっとお願いがありまして。






「 あの、場地しゃん 」

「 あんだよ 」






場地のかけてるメガネに手を伸ばして奪い取って
自分に装着してみる。

何だこのバカメガネ。






「 千冬にヤキモチ妬かせたいので付き合って下さい 」

「 却下 」

「 あ?」

「 あ?やんのか?」

「 イイエ 」






即答で断られた。

ぷすぅ、と頬を膨らましてると
つんつんと場地にほっぺたをつつかれる。


なんですか。






「 リスみてぇで可愛い 」

「 うっわ、無自覚たらしですか?」

「 何言ってんだテメェ 」






ガチトーンでそれだけ言うとわたしからメガネを奪って装着し直した場地。


わたしの松野千冬ヤキモチ作戦は??






「 ネーミングセンスねぇなお前 」

「 いやいや、おバカな場地圭介くんには負けますよ 」

「 それケンカ売ってるよな?」

「 イイエ 」






ギリっと鋭く睨みつけられた。


でもわたしだっていっつも千冬にやられっぱなしでムカつくの。ねぇ、ムカつくの。


もういい、こうなったら強制だもん。






「 なんと言おうと協力させるからな!」

「 俺が協力しねぇと協力っていわねぇだろ 」

「 おバカが正論ぶちかましてどうす、」

「 あ?」

「 なんにもないです 」






睨むのやめて下さい。






「 絶対、千冬にやり返すんだから!!」

「 おー頑張れよ、応援してる 」

「 ひとごとかよ!!!」









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千冬推し! - かっこいい!!!!最後のところとかジーンってする!もうめっちゃ好きい!!!!!! (11月25日 17時) (レス) @page19 id: 2875f094c4 (このIDを非表示/違反報告)
千冬〜 - 4ぬうカッコ良すぎる (11月25日 16時) (レス) @page1 id: 2875f094c4 (このIDを非表示/違反報告)
きい - キュンキュンしました!千冬大好きなんでもう本当に良かった!!!!!!!めちゃドキドキした!!!千冬大好きいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!! (11月24日 9時) (レス) @page13 id: 811719e6bf (このIDを非表示/違反報告)
うさ - めちゃくちゃきゅんきゅんしました…やばいです… (11月21日 20時) (レス) @page20 id: 1fc943b7af (このIDを非表示/違反報告)
のあ - よかったです千冬くんの可愛いさがもっと可愛い見えて来ましたなんかありがとうございます (4月30日 19時) (レス) @page1 id: fc0f03648c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆた | 作成日時:2021年8月4日 1時

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