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( red version )
重「お、Aちゃん早いな」
『そうかな?』
携帯をさっとポケットに隠した
重「ん、なに隠したん?(笑)」
『いや、別に何もないよ?』
重「そ?ならええけど」
せっかく忘れて、新しい生活が始まって、楽しかったのに
さっきのメッセージが頭をぐるぐるまわる
もう忘れたはずなのに、好きじゃないのに
自分でも分からなくなってきて、どんどんぐーんとしんどくなってくる
重「やっぱ、何かあるやろ?」
『へ、?』
さっき奥に荷物を置きにいった重岡くんが隣に座った
重「なんかしんどそうやで?なんかあったん?」
重岡くんはそういって私の肩にそっと手をおいた
『やっぱそう見えちゃったかな、(笑)』
『もう一回付き合いたいって言われた、笑っちゃうよね?(笑)あんなにふったくせに、(笑)』
笑い話のようにしたかったのに、自分で話しててなぜか目があつくなっていくのを感じる
『あれ、なんでだろ、、』
急にそっと暖かいものに頬を包まれた
重岡くんの手は優しく私の頬を包み、私に目を合わして
重「Aちゃんはなんも悪ないから、だから泣いたらあかん、笑顔の方がかわええで?」
優しくそっと声をかけてくれて
ぎゅっと重岡くんに包まれた
重「俺さ、そいつよりもAちゃんのことくわしく知らんし、神ちゃんみたいに優しくないし、、」
重「けど、絶対誰よりもAちゃんを笑顔にするから、幸せにするから、、やから、」
重「そいつのことなんか忘れて、俺の彼女になってほしい」
『、、はい』
出会ってすぐだし、別れてすぐで、ずっとずっと隠してきた、私の想いは
繋がったんだ
気持ちが届くよう重岡くんの背中に回した腕にそっと力をこめた
◎終わり
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アめ(プロフ) - 牡丹杏。さん» そうなんですね!名字が被ってるとお話にも気分を乗せやすいですよね笑 (2018年9月27日 21時) (レス) id: 9a27934d59 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹杏。(プロフ) - 加賀美って苗字、名前と被りましたww (2018年9月27日 19時) (レス) id: 48235b53b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アめ x他1人 | 作成日時:2018年9月27日 19時