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重「いやぁ、ほんまに良かった」


神「あ、せや名前」


『青山Aですっ』


重「Aちゃんは何してたん?ごめんな、用事中やったら」


『あ、彼氏にプレゼント買おうかなって』


神「え、彼氏?ごめんそんなときに、」


『いや、別れたんで、大丈夫です、』




頑張ってわらい話にしようとしてもどうしてもぎこちない笑顔になってしまう


それに気付いたのか二人も深く理由を聞こうとはしなくて



その優しさが胸に染みる





そこから気をつかってくれて、二人の話とかたくさん聞いて、少し距離が縮まった







重「あぁ、!!」


神「どしたん?」


重「俺、今日友達に呼び出されたんや、ごめん、行ってくる」



申し訳なさそうに謝り、ドアを開けぶわぁっと走っていった






神山くんとの二人きりの時間

少し沈黙が続いてしまったものの、すぐに神山くんが話だしてれた



神「しげって昔からずっとあんなんやねん(笑)」


『そうなんだ(笑)』





神「、、、ごめんな?辛いときに話しかけて」


『ううん、もう大丈夫だし、、』


神「今日会ったばかりやしあれやけど、俺で良ければ少しでも話聞くしな、?」


『うん、ありがと』



深く聞こうとしない優しさはやっぱりありがたくて、



その時ポケットのなかで携帯が揺れた




『あ、ごめんね』


神「ううん、大丈夫」






携帯を開けると、そこには彼の名前とメッセージ


"は?何言うてんの?"

"良いよ、別に"

"別れよ"



こんな人だなんて思ってなかった

今までのおもいでがどんどん思い出されて、でもそのなかの彼はほんとの彼じゃないのかもしれない





そう思うと、今まで我慢してた涙がもうギリギリまできている




神「大丈夫、、ではないよな、」


『ごめん、、』





神山くんは私の背中にそっと手をおいてくれた


 



神「俺しかおらんから、泣きたいだけ泣いたらええ」






今日会ったばかりなのに

その一言は今まで強がってた私をするするほどいて






目にたまった涙がひとつ、またひとつ


静かにおちていった






_







どれくらい経ったんだろうか、

いつのまにか窓から見える外はうす暗くなっていた









『ごめん、ありがと』


神「少しは楽になった?」


『うんっ』




心配そうに私を見つめる神山くんの顔は子犬のようで





『そろそろ帰んないと、』

神「ん、じゃまた明日きてもらえる?」

『うん、また明日』




小さく手をふり、お店を出た

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設定タグ:ジャニーズWEST , 重岡大毅、桐山照史、中間淳太   
作品ジャンル:恋愛
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アめ(プロフ) - 牡丹杏。さん» そうなんですね!名字が被ってるとお話にも気分を乗せやすいですよね笑 (2018年9月27日 21時) (レス) id: 9a27934d59 (このIDを非表示/違反報告)
牡丹杏。(プロフ) - 加賀美って苗字、名前と被りましたww (2018年9月27日 19時) (レス) id: 48235b53b0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アめ x他1人 | 作成日時:2018年9月27日 19時

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