扉あければ 、

◎ ページ35

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「小瀧です、小瀧望って言います!」






「私は加賀美、加賀美Aです」








嬉しそうに名前を教えてくれた " 小瀧さん " に、

精一杯の笑顔を送る。







「突然なんですけど....。俺ずっと加賀美さんのこと気になっとって、」



「パフェとコーヒーも美味しいし好きやけど」



「それ以上に加賀美さんが好きで、あの」






「お友達からでも、いいので仲良くしてください!」








必死に言葉を紡ぎながら、


ぺこぺこしてにこにこして、




小瀧さん、可愛いなぁ。って








「こんな私でよければ、仲良くしましょう!」








少しずつ私の心は惹かれていく。








「...........っ、!....ほんまに嬉しい....」








真っ直ぐだった心の天秤が、


ゆっくりゆっくり小瀧さんの方に傾いていって








「小瀧さんの連絡先、貰ってもいいですか?」









そのまま堕ちるのにも、



あんまり時間はかからなさそう。








＿「俺、加賀美さんのこと絶対堕としてみせます!」









.









◎ 終わり







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