魔法使いみたいな君は

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＿＿＿1年後









校長 「卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。」









慎くんがアメリカにいってから約1年。









今日は卒業式。
欲を言えば慎くんと一緒に卒業したかったな。









あれから慎くんはアメリカの病院で手術を受けた。
無事終わってその後も特に問題はないんだとか。
電話したりLINEしたりしてるから寂しさは少しだけ紛れる。









杏奈 「なんか3年間早かったね、」

「そーだね。」

昂秀 「てか千夏ちゃんが慎のこと好きになると思わなかった。」

「えー？笑」

樹 「あきらかに苦手オーラ出てたもんね。慎はずっとかわいいかわいいって言ってたけど笑。」









ふと会話に慎くんがでてくるとすごい会いたくなるんだ。









それから教室で最後のホームルームをして
写真を撮ったりした。
担任の直人先生が大号泣して大変だった笑。









杏奈 「よーしそろそろでよっか。」









今日で本当に卒業なのか。
いろんなことが蘇ってくる。









慎くんと初めて話した日。
慎くんを好きになった日。









色々あって濃い3年間だったな、、、









外にでると桜が綺麗だった。









「、、、？」









門のところがざわざわしてる。









「なんであんなざわざわしてるのかな？」

昂秀 「さー？笑」

樹 「なんでだろうね笑」









3人ともすごいにやにやしてるけど。









不思議に思いながら歩いていると人だかりの中にいる人がこっちを向いた。









「え、」

慎 「よっ！」

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