魔法使いみたいな君は

34 ページ35

慎 「あ、そろそろ行かないと。」

「時間だね、」









寂しいけどもう飛行機の時間が来てしまう。









「手術、頑張ってね、応援してるから。」

慎 「うん、学校頑張れよ。」

「うん。」









やっぱり寂しい。









離れたくないけどそろそろばいばいしなきゃ、









そう思っていると抱きしめられた。









「慎くん？」

慎 「あー、離れたくねえ。」

「え？」

慎 「離れたくないけどちゃんと治さないとな。守れる男になりたいし。」

「ふふ、」









離れたくないのは同じなんだね。
嬉しいなと思っていると、









ﾁｭ､









「な、」

慎 「最後にね。これは許して笑。」









いきなりキスをされた。









嫌じゃない、









嫌じゃないけどここ空港！
人いる、
恥ずかしい！









慎 「顔真っ赤ですよ〜。」

「とかいって慎くんも耳赤いよ。」

慎 「はは、バレた？離れる前に触れたいなっておもって笑、」

「ふふ、いってらっしゃい。」

慎 「うん！またね！」









それからみんなで見送った。









樹 「いったな。」

昂秀 「いやあ、友達のキスしてるとこ見るとは思わなかったわ。」

「え、見てたの？！」

杏奈 「がっつりね。いやあ、青春だねえ。」

「わすれて、、、」









慎くんの唇はあたたかくて柔らかくて、
恥ずかしかったけど嬉しかった。









寂しいけど一生のお別れじゃないもんね。









慎くんが言った"またね"は、
魔法みたいで、









離れる悲しさとまた会うための約束をどっちも連れてきてくれるみたい。









約1年半。









慎くんに会えないのは寂しいし辛いけど私も頑張らないと。









次に慎くんとあった時までにかわいくなって驚かせよう。









......................................................
どうも、作者です！









お話の中に歌詞をいれてみました。









Da-iCEのわるぐちという曲の歌詞です。









もしかしたらどこなのかわかる人もいるかもしれませんね！









ぜひ調べてきいてみてください！







では。

35→←33

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す