魔法使いみたいな君は

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慎side









千夏と2人で病院にいってからしばらくがたった。
普通に話すまでに戻った。









ほんと全く話してなかったからな、、、









今日も検診。
病院に行くと青山先生がいた。
最近よく会うな、、、









陸 「よっ！」

慎 「どーも。」

陸 「今から診察？？」

慎 「いや、終わりました。」

陸 「ご飯食べた？」

慎 「まだです。」

陸 「よし！じゃあ一緒にたべよ！」

慎 「いや、あの、」









青山先生に腕を引かれて食堂にきた。









ほんとこいつ人の話聞かないな←









陸 「この間の、、千夏ちゃん。前気になる人いるって言ってたよね。千夏ちゃんのこと好きなの？」

慎 「聞きたいのはそれですか。」

陸 「いいじゃん。教えてよ。」

慎 「ご想像にお任せします。」

陸 「てことは好きってことか。いやあ、青春だねえ。」









にやにやし過ぎだろ。









陸 「前に話した時にさ、俺はやっぱ1人でもいいって言ってたじゃん？」

慎 「ああ、言いましたね。」

陸 「この間千夏ちゃんにあってその言葉の意味わかったんだけどさ、大切なもの手放そうとしてない？」

慎 「、、、」

陸 「大切なものってゆーか大切な人？千夏ちゃんのことすごい大切なんだろうなって見てて思った。」

慎 「そうですね。俺の中で大切な子です。」

陸 「うん。その気持ち大事だよ。でもその気持ち消そうとしてない？」

慎 「、、、」









図星だった。









自分から千夏を遠ざけてこの気持ちをなくそうとしてた。
俺と一緒にいても幸せになれないとおもったから。









もしかしたら死ぬかもしれない。
いつ倒れてしまうかもわからない。
ドナーが見つからない限り治らないのだから。









お互いが好きってわかってるのにいつまでも付き合えないなんて
千夏なが辛くなるだけだと思った。
だから千夏が傷つくようなことをしたんだ。









俺の事を嫌いになってくれればいいって思ったから。
でもそんなことをしてる自分がいやで
千夏のことを好きな気持ちも変わってくれなくてどうしようもなかった。









陸 「俺がどうこうできることじゃないけど大切にしなよ。自分の気持ち。」









そう言って青山先生は去っていった。
なんでもお見通しってことか、、、

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