魔法使いみたいな君は

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前よりも慎くんとの距離が近づいて嬉しかった。









それなのにまた避けられるようになった。









なんで？









何を聞いてもなんでもないって言うし。









そんな時に起こったんだ。









その日は体育があった。









慎くんは見学。
体育館を見渡すと慎くんの姿がなかった。









なんかあったのかな、、









不思議に思ってこっそり抜けて探してみることにした。
















「え、、、」









教室について目に飛び込んできたのは信じられない光景だった。
慎くんが綺麗な女の子とキスをしていた。









どうゆうこと？









ｶﾞﾀﾝ､









女 「あー、いいとこだったのに。」

慎 「、、、」

「ごめんなさい、」









私はその場から逃げ出した。









さっきの光景が蘇ってくる。









あの子のことが好きになったの？
私のこと好きって言ったのは嘘だったの？









苦しくて辛くて涙が溢れてきた。









いっぱい言いたいことも聞きたいこともあるのに聞けない。
聞く資格もない。









だって私達は付き合ってるわけじゃないから。














付き合えなくてもいいと思ってたのに。









それは私のことを好きって言ってくれたから。
私だけだと言ってくれたから。









あんな光景みたらもうなんもいえないよ。









あの子の方がいいのかな。
あの子のことがすきなのかな。










授業に戻る気になれなくて屋上でサボることにした。

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