魔法使いみたいな君は

20 ページ21

昂秀 「もぉー、機嫌直してよー。」

慎 「うっさい。」









あらら。
昂秀くんどんまい←









杏奈 「てことで行ってこい。」

「え。」

杏奈 「あんたが呼び出されてからあんな感じなんだよ？笑。完璧ヤキモチでしょ。」

「ふふ、」

杏奈 「笑ってる場合じゃないよ笑。うちの昂秀がかわいそう笑。」

「そうだね笑。いってくる！」









昂秀くん、よかったね。
杏奈がうちの昂秀って言ったよ。←









「慎くん。」

慎 「ん？」

「ジュース買いに行こ。」

慎 「行く。」









あら。素直ね。
私の後ろをついてくる慎くんはかわいい。









「どうしてそんなご機嫌ななめなの？」

慎 「千夏のせいだよ。」

「ヤキモチ妬いた？笑。」

慎 「そりゃ妬くよ。悪い？」

「もー怒んないで笑。」









怒ってる？というか拗ねてる慎くんはかわいい。









付き合ってないけど私のことをちゃんと好きって思ってくれてるんだなと思った。









「嫌な思いさせてたならごめんね。でも私は慎くんのことがすきだよ。だから慎くんいがい興味無い。」

慎 「そーじゃないとおこる。」









言葉は怒ってるのに表情は嬉しそう。
そんな様子をみて私も嬉しくなる。









私たちの関係は曖昧だけど何よりもたしかだ。

21→←19

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す