魔法使いみたいな君は (ページ12)

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自覚してから

慎くんが前以上にかっこよくみえてなんだかやばいです←

慎くんがきらきらしてる。

今までも好きな人はできたことあるし付き合ったこともあるけど

今までとはなんか違う。

学校で慎くんに会えるのが嬉しい分、

見たくないものも見てしまう。

相変わらずモテてるし。

あの女の子達すごいなあ。
まっすぐに自分の気持ち伝えれて。

慎「おーい、」

「はっ！な、なに？！」

慎「反応おもろ笑。ご飯たべよ。」

「あ、もう昼か。樹くんはいいの？」

慎「樹は他の人と食べてもらうー。今日は2人がいい。」

「あ、うん。」

2人がいいって何よ！
杏奈は昂秀くんと2人で食べるって聞いてたからてっきり樹くんと慎くんと3人だと思ってた。

天気もいいし暖かいから屋上で食べることにした。

食べているとすごい視線を感じた。
その視線を辿ると卵焼きを見ていた。

「食べたいの？」

慎「うん。」

「とっていいよ。」

慎「あーんは？」

「やだよ。自分で食べて。」

慎「はーやーくー。」

駄々をこね始めたからしかたなく(？)
食べさせてあげた。

慎「うま、卵焼き甘い派？」

「うん。私は甘いので作ってる。」

慎「俺も甘い派なんだよねー。てか自分で作ってるの？」

「そうだよ。料理好きなんだ。」

慎「へー。俺親共働きだからあんま作ってもらえないんだよなあ。」

言われてみればいつもコンビニで買ったものだ。

「私が作ろっか？」

慎「え！いいの？」

「まぁ自分のつくるついでだし。」

慎「やったやったー！明日から楽しみにしてるねー、」

そんなこんなで慎くんのお弁当をつくることに。
ついでとか言ったけどなんだかんだ作れるのがうれしい。