彼岸柱、魔法学園の常識を覆す -1-

第八の刃 ページ8

いや帰るって言ってもなぁ〜。ユウくんも私と同じトリップをしてるのは確か。魔力がないユウくんは帰れと言われているのに、小1時間経っても学園にいるんなら…



「帰りたくても帰れない。」



そう考えるのが妥当かな。ため息をつきたいが、我慢。まぁ人生生きてたらいろいろあるよね！うん！明るく楽しく生きてこーぜ！！！(ゴリ押し)



てかさっきからほんとに学園長黙っているんですが？もしかして、私が言ったことはそんなに衝撃的だった？？(正解)



でもなぁー…鬼滅キャラに関わらず、鬼殺隊員のほとんどは辛い思いを経験してる。時は大正なんだ。鬼と言う存在を抜きにしても、悲しいかな虐待もいじめも珍しくはない。



これはまぁ感覚の違いだからね。それをあーだこーだ言っても時間の無駄だ。うんうん、人生において切り替えの速さは大切。すると、やっと学園長が口を開いた。



学園長「元の世界へ帰る方法を探す間に、この学園に身を置いて休養しませんか？」


『…？？身を置く、とは。』


学園長「簡単です。行く宛のない貴方を“保護”するだけです。私、優しいので！」



その「私、優しいので！」は口癖なのか？？と言いたくなったけど我慢した。ちなみにユウくんも“保護”されてるらしい。オンボロ寮、という所に向かった。てかネーミングセンスよ。

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