63 ページ23
中間考査は5科470点取るとここに宣言し、
更新頻度が下がる事をお伝えします。
◇◆◇
「…お前、地味に言っていいことと悪いことがあんぞ。悪ふざけにも程があるわ」
「時透……、今の言葉を訂正しなさい……。
この子の気持ちも少し尊重しなければ…」
すぐに私を庇ってくれたのは音柱と岩柱。
すごくありがたいけど、
師範のことを知ってる私からしたら複雑だ。
責めても貶しても今の彼には届かない。
むしろ言う方が、後々彼を後悔させてしまう。
だけど2人の優しさを無下にもできなくて、
炎柱に肩を擦られながら見ているしかなかった。
「…悲鳴嶼さん、宇髄、止めろ。
今の時透に言うべき言葉ではない。
元より齢十四で家族を亡くし記憶を失った身、
そのことはAもよく分かっているはず」
2人を止めてくれたのは、伊黒さんだった。
いつものように首に鏑丸を乗せながら、
恋柱の横で私と師範を交互に見ている蛇柱。
色の違う綺麗な双眸が私をじっと見つめた。
『お二人とも、ありがとうございます。
ですが私は大丈夫ですからお気遣いなく…』
色々喋りたいことはあるけれど、
それを言うと未来を語ることになってしまう。
言葉にできないもどかしさが私を襲った。
こんな言葉しか伝えられなくてごめんなさい。
「…俺は今回Aから未来の全てを聞いた。
時透少年は近いうちに記憶が戻るそうだ。
この子はそれを知った上で
今の少年に向き合おうとしている、
ひたむきな、立派な子だ。
Aも時透少年もきっと大丈夫だ。
皆、側で静かに見守ってやらないか?」
彼に似合わない静かな声が溶けていく。
決して私は大丈夫だと断言はせず、
だけど確かに私達を信じてくれている。
この世界の炎柱は無限列車編を生き抜いた。
原作では叶わなかった、霞柱の回帰を見る事。
ここなら見てもらえるんだ。
その時はどんな反応をするのかな?
きっと優しく笑って頭を撫でるんでしょ。
師範もお礼を伝えられる。
仲良しな2人を見てみたいな、すごく楽しみ。
『……ふふ、やっぱり大好きです』
「俺も君を大切に思う!後輩としてな!!」
代々炎柱が身につける羽織の裾を掴めば、
ぽむち! と音を立てて背中を叩いてくれた。
「…あぁ、俺も煉獄に賛成だァ」
「Aちゃん、いつでもお話聞くからね?」
「また三人でお茶会でもしましょうか」
交互に私の頭を撫でてくれる柱達。
あぁ、ここは凄く、居心地がいいな。
104人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さつむいこん(プロフ) - ハイキュー!!さん» 今日1日で向こう1ヶ月分の喜びを感じた気がします、コメありがとうございます! むいちろくん可愛いっすよね…っ!スーパーエンジェルになってもらえるよう精進します、更新のんびですが見守ってやって下さいな…!! (2021年6月15日 22時) (レス) id: dc07c220d6 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー!! - もう、更新楽しみすぎます!無一郎天使!遊郭に炭治郎いないの痛いですねぇ〜勉強頑張ってくださいね! (2021年6月15日 20時) (レス) id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
さつむいこん(プロフ) - 澪凪さん» 澪凪さんっ! コメント本当活力になります、ありがとうです〜! またイチャつかせますので発狂しちゃって下さいね(( (2021年4月19日 23時) (レス) id: dc07c220d6 (このIDを非表示/違反報告)
澪凪(プロフ) - 〜〜〜〜〜っ!!ヤバいです可愛すぎて発狂しそう…!! (2021年4月18日 23時) (レス) id: a0ad16ec48 (このIDを非表示/違反報告)
さつむいこん(プロフ) - 星猫さん» 鬼滅&響け!ユーフォニアム&ちびまる子ちゃん……くらいしかまともに見たことないですね。呪術も気になってるんですが乗り遅れてしまってて(;^ω^) (2021年3月29日 22時) (レス) id: dc07c220d6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さつむいこん | 作成日時:2021年3月22日 21時