検索窓
今日:1 hit、昨日:9 hit、合計:147,459 hit

いつつ ページ5

.




どれほど、そうされていただろうか。




私は吃驚して、すぐには理解が追い付かなかった。





やっと、「抱き締められている」
そう気付いてから、彼の細い胸板を押した。

でも少し離れた距離を詰めるように後頭部を
寄せられて、その胸元に強く右頬がくっ付く。


離さないと言わんばかりにキツく抱き締められれば、


ああ、これは、
許されるまで動くことは叶わないのだろうなと
いくら細いとはいえ、男の人の力は知れてる。






"あの人をかぶせないで

あの人を着せないで

あの人を見ないで私を見てね……"







ああ、店内に流れる有線が、

紫耀と出会ってからの自分みたいだと。
馬鹿みたいに共感して、呆れるくらい聴いていたあの曲

歌詞が耳に突き刺さる







「……鮎川、」

「……うん」

「お前はアユやないで」






分かっているよ







「…………A…って呼んでええか」







私も、あなたも、分かっているのにね








「……うん…いいよ」








分かっているのに


彼だけが、









***

むっつ→←よっつ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (401 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1483人がお気に入り
設定タグ:平野紫耀 , 永瀬廉 , King&Prince
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

るじぇ(プロフ) - 久しぶりの更新とっても嬉しいです!!!!!!大変だと思いますが、お話大好きなので続きたのしみです! (2022年10月11日 8時) (レス) @page35 id: a3715a06d4 (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - はじめまして!ほんっうにこの作品大好きです!更新お待ちしております! (2021年6月13日 23時) (レス) id: 96ebd3d640 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:えだまめ | 作成日時:2019年2月8日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。