【鬼滅の刃】ねぇ、守れたよ【肆】

【佰伍】乱入者。 ページ5

夢主side

メーデーメーデー、こちら杏華。
応答願う。

メーデーメーデー、こちら杏華。

……頼むから耳栓をくれ()

どうやらお館様のお屋敷をドタドタと走り回ってきたらしく、常駐していたらしい隠達が息をを切らしながら後ろの襖から出てきた。

……こいつは本当に。

対応に差はあれど、全員が全員煩わしそうな顔を浮かべている。
…まぁそりゃ、突然呼んでもないのに乱入してきてその癖支離滅裂な事をギャーギャーと叫ばれりゃあね…。

桃｢ねぇちょっと聞いてるの？！？！なんで姫のこの私が呼ばれて無いのよ！！？！｣

し｢あらあらすいません、一時休暇の際｢これでわざわざ時間を使って面倒臭い会議をせずに済む！｣と喜んでいたので会議には前向きじゃないかと思い、気を使って呼んで居なかったのですが…違いましたかぁ？｣

顔を傾け、何処と無く煽る様な表情で姫柱に対抗するしのぶ。
言葉とは裏腹に全く姫柱を気遣う声色ではなく、寧ろ早く出ていけオーラがムンムン出ていた。

…あれ、原作のしのぶってこんなに昔に似てたっけ……。

桃｢っうるさいのよこの馬鹿！！｣

え、小学生？いや小学生に失礼か…()

し｢あらあら、自己紹介ありがとうございます(ﾆｺﾆｺ)｣

桃｢ｷｰｰｰ！！！｣

こ、これ絶対終わらない奴ぅ……。
と、思ってたのがいけなかったのか……唐突にギンッ！！と姫柱の血走った目がこちらを向いた。

『……ゑ？？？』

桃｢あんた……なんで私の錆兎にくっついてんの？！私の彼氏を奪わないでよこの醜女！！｣

錆｢は？？？(cv梶裕貴のガチトーン)｣

いや貴方、杏寿郎狙いじゃ…ハッ！まさか逆ハー狙いか？！なんて野郎だ、ますます杏寿郎の嫁として認められん！()

錆｢…俺はお前の彼氏になった覚えなど全く持って無いが｣

桃｢もうっ、照れ屋なのね錆兎は！｣

錆｢ｩﾞｯｯｯ(悶絶)｣

義｢錆兎？！｣

胸を抑えて蹲る錆兎。
……いや、それはいいんだけど(良くない)君が体勢変えると現在進行形で膝の中にいる私にも被害ガガガガ……()

と、それを見て何を思ったのか杏寿郎が私の脇の下を持ってヒョイっと持ち上げた。

『……ゑ？？？(二回目)』

煉｢鱗滝が辛そうだからな、俺が姉上を保護しよう！｣

いや待って保護ってそんな犬猫みたいな……あﾞーーーッやめろそのまま猫みたいに持ってスタスタ歩いていくんじゃねぇ！！恥ずかしいだろうが！！！！(クソデカボイス)

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