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私は写真部に入っていた。
そして彼は剣道部だった。
剣道部は、学校の道場でやっていたから彼の姿をいつでも見れるという訳じゃなかった。
それだったら、バスケとかサッカーとかの方が写真をとる許可を許してくれたと思う。
学校の花壇とか誰もいない校舎とか
撮るのはそんな当たり障りのないものだった。
｢終わったよ〜帰ろっか｣
少しぼさぼさになった頭。
汗が少し垂れていて
勝手に指を動かしてしまった。
彼はビックリした顔をしてこっちを見ると
｢今汗かいてて汚いから撮らないでー｣
と少し笑った。
カメラフォルダを見ると、納得出来る1枚だった。
｢早く来ないと置いて帰るよ?｣
アイス食べるんでしょ?と彼は少し離れた場所から言ってきたので
私は急いで彼の横に、わざとぶつかりながら歩いた。
続く
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作成日時：2018年11月27日 22時
