7 ページ8
.
僕はあれからすぐに電話をかけた。
どうしても、どうしても、聞きたかったんだ。
サンウォン
「…オンマ、聞きたいことがあるんだけど…っ」
オンマ
「サンウォナ、Aちゃんのことでしょ?」
オンマは僕が何のために連絡してきたのか、
何を聞きたいのかを全てわかっているみたいで、
少し困ったような声色をしている。
サンウォン
「……Aは今…何してるの…?」
オンマ
「聞いてどうするの…?Aちゃんのことを避けていたのはサンウォニなのに。」
サンウォン
「…っ、それは…っ」
その避け続けていた、続けている理由だって、
オンマもわかっているくせに…っ。
オンマ
「…Aちゃんはサンウォニが練習生になってすぐスカウトされたの、ある映画のオーディションを受けないかって。」
サンウォン
「じゃあ…っ、ほんとに、Aは…っ」
オンマ
「…女優として、頑張ってるわよ。」
やっぱりあの映画かドラマに出ていた女優はAだったんだ。
ドラマや映画に疎い僕でさえも知っている、
俳優や女優の方たちと同じ世界にいるA。
僕の最後の記憶にあるAよりも遥かに大人びていて、
Aだってわかっているのに違う人のようにも思える。
サンウォン
「……A、夢、叶えたんだね。」
" サンウォン、私ね?…女優になるのっ!絶対に! "
小さい頃から演じることが好きで、
お遊戯会では絶対に主役を演じてたA。
そして、物心がついた頃に改めて聞いたAの夢。
サンウォン
「…
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 248人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:沙奈 | 作成日時:2025年11月24日 19時


お気に入り作者に追加


