嫁いだ先は2【波羅夷空却】

嫁ぎ先45 ページ10

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東都を出たのが7時ぐらいで、4時間程で家に着いた



つまり今は11時。十四くんも空却さんもずっと寝てた







『送ってくださってありがとうございました』



｢気にすんな。じゃあな｣






そういって天国さんは十四くんを送っていった


さてと...





空却さんは1度寝たら中々起きないので、私がおんぶして家に入ることにした


思ってたより軽いなぁ...私でも運べちゃうもんなぁ...





お義父さんももう寝てるだろうし、そっと入ろ






静かに家に入り、取り敢えず空却さんの布団を敷く

流石に1人で空却さんを着替えさせるのは無理なので、ある程度楽な格好にまで脱がして寝かせた




ふぅ、今からお風呂入ると音しちゃうし、明日にしよ






...てあれ







私の布団がない...









〜〜〜〜〜〜〜〜〜







｢.....きろ.....おい｣




『ん...』




｢おきろ、朝だぞ｣








目を覚ますと隣には空却さん

...あれ、なんで私空却さんと一緒に寝てるんだっけ...





｢ヒャハハ、お前から一緒に寝にくるなんて珍しいなぁ。寂しくでもなったんか｣




...あ！！そうだ私の布団が無かったから空却さんの布団に...



空却さんより早く起きようと思ってたから寝ちゃったんだ...









『ち、違うんです！私の布団がどこにも無くてそれで寝るとこ無くて...！』




｢あそこにあるじゃねぇか｣






空却さんの指さす先には私の布団


部屋の端っこだったか...

きっとお義父さんが掃除してくれた時に退かしたままにしちゃったんだろうなぁ、


昨日疲れすぎてて気づかなかった、、








『えぇーっと...疲れてて気づきませんでした』




｢だろーな。今日はまだ寝てようぜ。拙僧も疲れた｣







そういって空却さんは私を抱きしめまた寝始めた


嬉しいやらなんやら...




最近デレられすぎてちょっと怖いなぁ、、






スーと息をたてて寝始めた空却さん


...たまには、私からキスしてみようかな


ふとそう思ってしまった






空却さんから少し離れ、おでこに触れるだけのキスをする




...さて、朝ごはんの準備を..









｢おいおいどこいくんだよ｣





『え』






手を引っ張られ布団の中に戻された

と思った瞬間に唇に暖かい感触







｢まだいかせねーかんな｣




『...お昼までには出させてください』

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