パパラチアサファイア ページ1
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銀髪のロングヘアを一括りにし、汽車内を闊歩する姿は人目を引いている。
眉間にシワを寄せキョロキョロしている様子を見るに、空いているコンパートメントを探しているか仲間を探しているかの二択だろう。
そんなレオ・シャンドラーに話しかける人物がいた。
「…や、やぁレオ」
「ああ、ディゴリーか。しばらくぶりだな」
「ああ」
レオがニッカリと微笑みかけたのはセドリック・ディゴリー。
ちなみに『ニッカリ』という表現はニッカリとしか言いようがないため、そう表現しているのである。彼女の笑顔は快活だが、どこか上品さも残っているのだ。
セドリックはレオが荷物をまだ持っていることに気づき、頬を掻きながら目を逸らし口を開いた。
「あの…さ。もし良かったらボクの、いやボクたちのコンパートメントに来ないかい？」
レオを目の前にすると乙女と化してしまうセドリックにとって、このセリフは大分決意のいるものであった。
しかしレオの返しはこうだ。
「誘ってくれたのに悪いんだが、ウィーズリーブラザーズとリーを待たせてるんだ」
暖かな橙色の瞳をキリッとさせながら答えるレオにセドリックは、目に見えて落胆しつつ「そうか…じゃ、また」となんとか声を出した。
誰がどう見てもそのセドリックの姿は『レオに想いを寄せている』ということがバレバレであったが、レオはその事に気づかない。
「ああ、じゃあまたな。ディゴリー」
なんて手を振り、また汽車内を闊歩し始めた。
レオの後ろ姿を残念そうな、しかしどこか嬉しそうな表情で見つめていたセドリックの肩をコンパートメントの中から見守っていた仲間の一人が叩く。
「元気だせよ、セドリック」
「…ああ。ありがとう、ニック。だけど新学期早々彼女と話せたんだ」
「確かに一年生ときと比べたら進歩したよな！あのときのお前ときたら…『見てるだけで幸せだ！声をかけるなんてとんでもない』って言ってたな」
「やめてくれよ…」
一年生の時からセドリックの恋路をみまもるニック・ジャクソンが「ようやくお友達に昇格かよ」と内心呆れていたのは言うまでもない。
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目玉焼き隊隊長(プロフ) - 七夏さん» こんにちはー！コメントありがとうございますm(_ _)mのんびり気まま更新なので首を長くしてお待ちください(^^) (2021年1月6日 23時) (
レス) id: eeaf961965 (このIDを非表示/違反報告)
七夏(プロフ) - 面白いです!続きを楽しみに待ってます! (2021年1月6日 22時) (レス) id: 716685a2fc (このIDを非表示/違反報告)
目玉焼き隊隊長(プロフ) - 刹那さん» こんにちは〜、大丈夫です！ホグワーツはレオちゃんの夢女で溢れかえっていますから！応援、ありがとうございます！ (2021年1月4日 17時) (レス) id: 042e634d32 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - こんにちは。とても面白く一気に読み進めてしまいました！レオちゃんの性格が好きすぎてレオちゃんの夢女になりそうです…w連載、頑張ってください。 (2021年1月4日 13時) (レス) id: 525079de0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：目玉焼き隊隊長 x他1人 | 作成日時：2020年12月25日 1時
