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夜、Aは自室で翌日の予習をしていた。シャーペンのさらさらっとした音だけなっている。

ピロン.......

ベッドの上に置いていたスマホが突如鳴る。その音に驚いたのか、ビクッと肩を上げたAは、スマホを覗く。

どうやら、不動からのようだ。


『起きてるか』


短く簡単な一言だった。続けてスマホが鳴る。

『練習場、こいよ』

不動からのメッセージに戸惑いを見せるA。時計を見ると、9時を回ったところだった。


『もう門限の時間、過ぎてますよ。』

『いいから来い』


「え、ええー。」
思わず声を漏らすA。

『迎えにいく。』

次に届いたメッセージに更に驚くと、Aはあわてて着替え始めた。まさか、部屋着で会うわけにはいかないだろう。



Aが、着替え終わったと同時に窓がコンコンと叩かれた。恐る恐るカーテンを開けると、そこには不動がいた。


「ふ、不動さん!ここ、三階ですよ!?」

あわてて、不動の手を引き部屋に入れる。

「こんな夜中に何を....」



不動はAのベッドに(図々しくも)ドサッと座った。

「あ?連帯技の練習に決まってんだろ。」



「何もこんな時間に...」
Aはベッドのすぐそばの床に座り、不動と向かい合う。

「このままじゃ、技が完成するまでずっと一緒にさせられるぜ。」

「まあ、確かに。」
Aは顎に手を当てて考えこんだ。

不動は、いきなり立ち上がるとAの手を引いた。






「さあ、お姫さま?いつまで、優等生でいるつもりかな?」

不動のキザな言葉に、Aはくすりと笑うと自室の電気を消し部屋を出ていった。









「しっ!そこに見廻りがいる。」
「まるでスパイですね!」

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目玉焼き隊隊長(プロフ) - 初めまして、ありがとうございます!読みやすいと言われるのは初めてで、すごく嬉しいです!更新、頑張ります! (2019年12月9日 21時) (レス) id: 1a796aba38 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - 初コメ失礼します!小説の内容がめちゃめちゃ読みやすくて好きです…!更新これからも頑張ってください! (2019年12月9日 18時) (レス) id: 6ae36e2f02 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:目玉焼き隊隊長 x他1人 | 作成日時:2019年10月10日 18時

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