17人中４番目

1-26. ページ26

陸side 2022/7





リビングから順番に見て



とりあえず誰もいなかった





陸「誰もいない」



A「よかった


あのね、今日クッションちゃんと
直して家出たのに位置が違うし


水が1本足りない
ベッドも起きた時と違う」



陸「…震えてる」



A「ちょっと怖い」



陸「大丈夫だから、な？」





繋いでる手が冷たくて
震えてて



安心させるように抱きしめた





陸「落ち着いた？」



A「うん」



陸「何日か分の荷物用意して
俺の家行こ？」





スーツケース3つに荷物詰めて
俺の家に帰ってきた





陸「風呂沸いてるから
入っておいで


家のことは俺に任せて
もう何も考えるな


風呂で考えるなよ？
長かったら覗きに行くからな？」



A「うん」





Aが風呂入ってる間に
マネに連絡



事情説明するとすぐに来てくれた





佐藤マ「Aは？」



陸「とりあえず今は落ち着いてて
風呂入ってる


Aの家の鍵
落としたりしてないよね？」



佐藤マ「ちゃんと持ってる、ほら


で、部屋見た感じどうだった？
誰か入った感じだった？」



陸「あいつズボラだけど
家はいつもきれいにしてるしょ？


今日は少しだけ乱れてた


ベッドが明らかに…
ベッド見てから震えてた」



佐藤マ「警察呼ぶわ」



A「あれ、マネだ」



佐藤マ「おう、大丈夫か？
話は聞いた
しばらく陸の家に泊まりな


あと、今から警察呼ぶ」





警察が来てから
またAの部屋戻って
いろいろ話を聞かれ
被害届を出すことになった





陸「寝れそ？」



A「無理かも」



陸「ハーブティー飲む？」



A「うん」



陸「明日何時？
リハの前に仕事あるって言ってたよね？」



A「7時に出る」



陸「え、あと3時間後？」



A「…盗聴器とかあるのかな」



陸「考えんな」



A「どうやって侵入したと思う？」



陸「…」



A「ベッド…入ってたよね…
これまでどんな批判にも耐えてきたけど
これはちょっとメンタル、きた」



陸「とりあえず飲みな」



A「ありがと
飲んだら寝るから寝ていいよ」



陸「バカだな、寝れるわけねーだろ
陣でも呼ぶか？
すぐ来るよ」





［ ピンポーン ］





陣「今、朝の5時やんな？」



陸「いらっしゃい」



陣「夕方の5時ちゃうよな？
俺がおかしいんか？」



陸「そー言いながら
来てくれたんじゃん」

1-27.→←1-25.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す