作る私と着る慎 7

7-22. ページ22

慎side 2024/7


　


颯太「Aちゃんて
家ではこんな感じなんですか？」



利樹「同じこと思いました」



慎「ふっ、クールに見えて結構活発だよ

颯太と利樹は知ってるよね
サイキの志とリルのたっちゃん」



A「ちゃんと話すのは
初めましてだよね？五十嵐です」



颯太「2人はAちゃんのこと
知ってるわ、有名人やし」



A「だとしても挨拶はするでしょ
颯太みたいにタメ口でいいからね」





まこに連れられ我が家にやってきた4人が
溢れかえったクローゼットに
行ってるあいだ



まこがこっちに来て
『それ三代目さんから？』って
触れてくれた



まこにありがとうして
誰もいないのを確認して
さっきできなかったただいまのキス





颯太「うわ、キスしてる
見ないほうがいいやつ？」



A「っ、それ普通口に出さないから」



颯太「トイレかりまーす」



A「みんなご飯食べるかな」



慎「たべ



颯太「食べる食べる！」





事務所で会うたびに
なんやかんや話しかけてくれる子犬



今日も子犬モード全開で
かしこまらないでくれる颯太には
結構感謝してる



クローゼットから戻ってきた御一行が
服で前が見えないほど両手に抱えて
リビングに戻ってきた





利樹「Aちゃんのもよかったの？」



A「もちろん」



慎「A結構メンズ着てるから
みんな結構ごっそりいってくれて
スッキリしたよ」



A「嬉しいね〜
着るようなのあってよかった」





志くんとたっちゃんに
めちゃくちゃ感謝されて
『もっと大きくなったら奢ります！
誓います！』って一方的に誓われた



かわいいでしかないのは
母性なのかな

7-23.→←7-21.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す