作る私と着る慎 6

6-31. ページ31

慎side 2024





アメリカ最初の夜はいただきたくて
仕掛けさせていただいたんだけど



『もう少しあったまる』って俺と
上がるタイミングずれたAが
そろそろお風呂から上がってくる





A「まこー！
私のバスローブどこやったのー！」



慎「いらないからそのままおいで〜」





どんな下着かは
あえて見ないで楽しみにとっておいた



ハンガーにかかってた
バスローブを奪ったんだけど



…モデルか、ふふ



俺好みのデザインを身にまとって
すっかり引き締まった
ナイスボディが登場





A「いらないって何
かわいいのつけて
かわいく誘おうと思ってたのに」



慎「バスローブないほうが
かわいいの見えていいじゃん

どーやって誘う気だったの」



A「まずー、まこの膝座って〜」





って実践してくれるけど
パンイチの俺に当たる肌



そりゃあ、ねぇ



時差ボケなのか
俺の体が狂ってるのか



さすがに日の出まではいかなかったけど
時間を忘れてた



火照った体が
深い眠りをさせてくれなくて
だめだ、と1人起きて外へ



多分起きても引きずるぐらい
無理させた自覚があるから
反省の意味を込めてテイクアウト



　

A「おはよ
どっか行ってたの？」



慎「はよ、ご飯買ってきた」



A「ご飯？」



慎「体キツくない？」



A「あー
ふふ、お得意の反省テイクアウトか〜」





タイミングよく起きてきたAが
袋の中を覗いてて
こっち向いてる腰をなでなで



濡れすぎてて不快だからってことで
シャワー待ってからいただきます





A「ここ去年行ったところだよね？」



慎「うん
冒険するのは
Aといるときにしようと思って
あんぱいをとった、ふふ」



A「おいしいね」



慎「ん、うまい」





口についたソースを
手伸ばして取ってくれたけど
二の腕にキスマが



…俺つけた？
やば、覚えてない






慎「A、ちょ、脱いで」



A「え、まだしたいの？」



慎「ちがう
キスマの数が恐ろしいかも
腕見てみ？」



A「腕？…おい、絶倫こら」



慎「ごめw」

6-32.→←6-30.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す