【暗殺教室】アネモネに包まれた少女。 (ページ4)

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二輪目ページ4

私はドサッという音と共に重くてたまらないカバンを机に置き、普段の様に先生が来るまでスマホをイジる

…はず、だった。

ガラッという音がして、てっきりあぐりんが入ってきたものだと思った私は

「遅いよ、遅刻しちゃダメなんだかんね⁉」とイジる……というかあぐりんと遊ぼうと思い、遅い……と言いかけた。

けど。

その後の言葉は……スーツを着た体格のいい人達を見るなり、何処かへ行ってしまった。

教室に入ってきたのは、前から眼鏡の少し気弱そうな……優しそうな男の人。

次は体格も顔も良い、いわゆるイケメン。

「謎生物」を挟んで、次は自我がしっかりしていそうなイケメンさん、

最後はひなたんみたいなさっぱりした髪型に、凛とした顔立ちの綺麗なお姉さんだった。

……ん？

謎生物？

「謎生物」は、何故か教壇に立つなり、ヘンテコな事を言った。

「初めまして。私が月を爆った犯人です。来年には地球も爆る予定です。

君達の担任になったのでどうぞよろしく」

その言葉に、まず5.6ヶ所ツッこませろ‼

……クラス全員、そう思った。

息つく間もなく、謎生物……いや、新しい担任らしい黄色いタコの隣に立っていた男の人が口を開く。

「防衛省の烏間という者だ。まずは、ここからの話は国家機密だと理解頂きたい」

「烏間さん」のその言葉に、私はふと、疑問を持つ。

……なぜ、私達エンドのE組なんかに国家機密を話すのか……と。

そんな疑問も頭から飛ぶ程、次の一言に……度肝をぬかれた。

「単刀直入に言う。この怪物を…

…君達に、殺して欲しい‼」

言うまでもなく、勿論私達の空いた口は塞がらない。

「…え、何スか？そいつ攻めて来た宇宙人か何かスか？」

そう思っても仕方ないと思う三村君の仮説に、黄色いタコは怒って反論する。

「失礼な！生まれも育ちも地球ですよ」

「……いや、んな信じられない話他に無ぇわ、黄色いタコが‼」

……思わず私は叫ぶ様にツッこんだ。