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珍しく松左は天幕にいた。

見た目をそのまんま伝えると、

そいつを呼びに出て行った。

しばらくして天幕に入ってきたのは、

松左ではなく、

昼間のそいつで、

心臓がうるさい。

「隊長、お呼びですか。」

信「信でいい。

  話があってきた。

  まあ、座れよ。」

不思議そうな顔で俺を見る。

座ったのを確認して、

口を開く。

信「名前はなんていうんだ。」

「Aです。」

信「そうか、A。

  話する前にちょっと聞きてぇんだが、

  お前、男か?」

田永は男を好きになるのを変だとは言わなかったが、

俺の中では少し抵抗がある。

仮にAが男だとして、

俺が思いを伝えたら、

Aはどう思うだろうか。

たとえ隊長でも、

男に好かれているなんて、

気持ちが悪いと思われるかもしれない。

男かどうか聞いたのは、

自分を落ち着かせるためだ。

おちつか「いえ、女です。」ねぇ、と。

信「は?」

「女です。」

 松左さんですらなかなか気づかなかったのに。」

信「はあ!?

  女!?」

「え?」

信「え?」

「え?」

待て待て。

女って、あれだよな?

羌瘣とか貂とかと同じやつだよな?

てことは、、、

信「男じゃねぇのか?」

「ええ、女ですよ。」

信「はぁ〜。

  めっちゃ悩んで損したじゃねぇかよ!!」

「悩むって何についてですか?」

信「お前についてだよ。」

俺が今日一日、

悩んでいたことが今解決した。

まさか女だったとはな。

信「お前男のフリしてんのか。」

「フリしてるわけじゃないですけど、

 男か女かなんてあまり聞かれないので、

 必要がないし言わないだけですよ。」

それのせいで俺は悩んでたんだよ!

さあ、どうするべきか。

言うか言わないか。

「あの、私が女だってことで悩んでたんですか?」

信「いや、ちがう。」

こういうのってどう言えばいいんだ。

直球か変化球か、

漂か政に聞いときゃよかった。

俺は、難しいことできねぇし。

信「お前に惚れた。

  したかった話はそんだけだ。」








天幕の外で話を聞いていた松左は、嬉しそうに呟いた。

「よかったな、A。」


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お伝えしておきたいこと→←気になるあの子 信 (side)



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ここ - めっちゃ癒されます!紫詠で書いてほしいです! (2022年6月10日 22時) (レス) id: 8118ed07e8 (このIDを非表示/違反報告)
高木さん - 蒙恬とほうめいで胸キュン描いて欲しいです (2021年9月23日 13時) (レス) @page17 id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - リクエストで昌平君描いて欲しいです!ハッピーエンドで (2020年10月15日 10時) (レス) id: 4556abf82f (このIDを非表示/違反報告)
あられ(プロフ) - 了解です、承りました〜!!李牧様は少し時間がかかるかもしれませんが、ご了承ください、! (2020年8月22日 9時) (レス) id: b971fdcaf0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いつもとっても楽しませてもらってます^^*リクエスト可能でしたら、戦から帰ってきた李牧様と妻の夢主の話を書いて頂けないでしょうか!応援しています! (2020年8月16日 18時) (レス) id: 22f1b67869 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あられ | 作成日時:2020年5月17日 2時

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