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賁「蒙恬から話は聞いていると思うが、
俺は、蒙恬と同じ独立遊軍の玉鳳隊隊長の王賁だ。」
「あ、はい。
もちろん存じ上げております。
王翦将軍の御嫡男としてふさわしい方であると、
若君からお聞きしています。」
賁「そうか。」
王賁様はそう言った後、少し間を開けて、
立ち上がりはっきりと私の目を見て言った。
賁「俺は、お前が覚えているかはわからないが
小さな頃にした口約束をいまだに引きずっている。」
ギュッと胸が掴まれている気分になった。
驚いた。
私よりもきっと、壮絶な景色を見られているお方が、
小さなことを覚えていてくださったなんて。
「覚えてくださってたんですか。」
賁「必ず、正室に迎えると言ったではないか。」
この言葉を聞いた途端に目から涙が溢れた。
賁「おい、どうして泣く。」
そいうと王賁様は私を優しく抱き寄せた。
賁「落ち着け。
俺は蒙恬程女の扱いには慣れていない。」
壊れ物を扱うかのように、優しく背中をさすってくださる手は、
少し震えていて、つい笑ってしまった。
「ふふっ。」
賁「何がおかしい。」
「いえ、なんでもございません。
おかげで落ち着きました。
取り乱してしまい申し訳ありません。
蒙家の使用人が客人に迷惑をかけてはならないことをすっかり忘れていました。」
蒙「え、A王賁のこと好きじゃないの？
抱き合ってたのに？？」
「きぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ！！！！！」
賁「貴様いつからいた。」
蒙「必ず、正室に迎えると言ったではないか、からだね。」
賁「貴様の喉に風穴を開けてやりたい気分だ。」
蒙「それはだめだ。
可愛い可愛い俺が死んじゃう。
で、Aどうなの？
好きなの？？」
「え」
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ここ - めっちゃ癒されます！紫詠で書いてほしいです！ (2022年6月10日 22時) (
レス) id: 8118ed07e8 (このIDを非表示/違反報告)
高木さん - 蒙恬とほうめいで胸キュン描いて欲しいです (2021年9月23日 13時) (レス) @page17 id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - リクエストで昌平君描いて欲しいです！ハッピーエンドで (2020年10月15日 10時) (レス) id: 4556abf82f (このIDを非表示/違反報告)
あられ(プロフ) - 了解です、承りました〜！！李牧様は少し時間がかかるかもしれませんが、ご了承ください、！ (2020年8月22日 9時) (レス) id: b971fdcaf0 (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - いつもとっても楽しませてもらってます^^*リクエスト可能でしたら、戦から帰ってきた李牧様と妻の夢主の話を書いて頂けないでしょうか！応援しています！ (2020年8月16日 18時) (レス) id: 22f1b67869 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あられ | 作成日時：2020年5月17日 2時
