44話 ページ47
マサイ：もし振られたら......イクが悲しむのは嫌だけど……少し願ってるけど、振られたら俺にしてくんね.....
イクはあまり見せない動揺した表情をして、とても困惑してる.........と言葉を発す。
マサイ：早い話、モトキと付き合ってもいいから俺を受けいれて。じゃなきゃめちゃくちゃ邪魔する。
イク：....そんなの辛くない？
マサイ：それでも繋がっていれるなら
イク：今のままじゃいけないの？
マサイ：うん、もう......俺お前以外愛せないみたいだから
羞恥心なんて本音を前に消え失せたから、
少女漫画さながらのクサイ台詞が口から出た。
色白なイクの頬が、こどもの頬のようにほんのり赤く色づき火照ってるのが愛しく、
身体を引き寄せ、抱きしめる。
マサイ：こう抱きしめたいし、押し倒してキスしたり、それ以上のこともしたい......。もう、10何年目の恋だから............制御しきれねぇよ............。
強制に近い懇願を受けて、困惑を振り払えないままのイクは、
イク：え、あの......え......本当に拒否権ない..？嫌......ってことじゃなくて......えと、時間もない？
真っ赤な顔で、少し考えたいのか、時間の要請を求めるようなことを言う。
マサイ：ん、寝ぼけてるお前に言わなきゃ意味ないから
イク：もう寝ぼけてないよ
知ってるよ、そんなこと。
起きてからもう1時間になる。どんだけ寝起きが悪くたって、間に飯の時間があればンダホだって覚醒するだろう。
でも、もう引き下がれない。
ここでイエスをもらわなきゃ、イクとは少なからず、二人きりになる機会が減る。
マサイ：お願い......一生の。
俺は口元を近づけそう言い、イクは、ｯ……と息を吸った。
マサイ：本当に嫌なら、無理なら、拒んで......みんなのもとに行け
イク：そんなこと出来ない......
知ってる。
そうやって受け入れてくれるお前の優しさに俺は付け込んでんだ。
イクの言葉を、唇で塞ぎ、両方の指を絡めとる。
俺の思いが少しでも伝わればと……再び唇を重ねる。
ああ、なんで、お前がそう、悲しそうな苦しそうな目をする……
お前は何も考えなくていい。俺のことなんて考えなくていいのに……
違う。
本当は、今だけは、二人の時だけは、俺を考えて、俺だけを、
マサイ：俺だけを見て
唇からゆっくり離れ、首元に舌を這わせる。
んっ…、とイクは少しの声を鳴らし、身をよじる。
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suga(プロフ) - 奏さん、コメントとご指摘ありがとうございます！励みになりました！使い勝手がままならないので、再度あるかもしれませんが、その都度直したいと思います！本当にご覧頂きありがとうございます。 (2019年12月21日 21時) (
レス) id: 39a88c02ba (このIDを非表示/違反報告)
奏(プロフ) - 初コメしつれいします！面白かったので一気に読んでしまいました！！これからも御自分のペースで更新頑張ってください。誤字というかミスだと思うのですが名前が活動名と一緒になってしまっています。把握お願いします (2019年12月21日 1時) (レス) id: c5346e137e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：suga | 作成日時：2019年11月17日 20時
