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42話 ページ45

イク:ご馳走でした。


マサイ:お粗末さまでした。


と、ソファから腰を上げたようとしたが、イクが肩を抑えたから、立てなかった。



???



イクと目を合わせれば、働きすぎは体に毒だよ、と優しい声音で微笑む。




俺を休ませたいんだろうけど、そんなんお前も同じだろ......



ほんのイタズラ心から、イクの腕を引っ張った。





グラりと俺の方にそのまま倒れ込んだ時、
ふわりと、シャンプーの香りがした。




もぞもぞと俺の胸を押して、体制の立て直しを計ったイクが、勢いよく顔を上げた。




2人:っっ!?



鼻と鼻が触れ合う距離に、お互い驚いた。



2秒ほどその状態で見つめあっていたが、どちらともなく、笑い合った。




マサイ:イキナリ顔あげるなよwwww


イク:イキナリ引っ張るなー


マサイ:イキナリ肩を押えたからだろww


イク:っ......それは、言い返す言葉もないや



棒読みに近い、起伏のない言葉を、無表情ではくが、怒ってるわけでない。



イクは、表情筋が死んでると自覚していてたし、目が悪いから眉間が寄って、怖がらせてしまうと思って、これまでお面をつけてた。




えらく整った顔に、喜怒哀楽が全くのせられてないと、ゾッとする。



彫刻や絵画など、芸術品と向き合った時に感じるそれに近いのかもしれない。




腰、細っ......



イクを支えるために腰に手を当てると、細さを実感する。角張った骨しかないとかじゃない。



無駄な脂肪がなく、骨格に沿って均等に筋肉がついていて、張りもある。



身長にしては痩せているが、体格に合った筋肉はついてる。



俺やぺけのように筋肉がつきにくいというよりは筋肉がつきやすくて、日常生活の中でもついてしまう体質なんだと言っていた。



この状態で誰かが部屋の中に入ってきたら、きっと、俺がイクに押し倒されてる......ってなるよな。



もっとこの状況を楽しもうと、イクを引っ張り、腰を引き寄せる。


イクはそれに反抗する形でジタバタしだすが、体制が整わなく、力が入らない為全然好転しない


クルりと、勢いよく、俺がイクと立場を変える。


イク:くそ、負けたようだな......



と、若干悔しそうにするがほぼ無表情のまま、そう呟くイク。


普段俺より高い目線が、俺を見上げて、尚且つ俺しか見てない状況に優越感を抱かないわけがない。



瞬きのたびに、長い睫毛が目元に影を落とす。グレーがかったひまわりの瞳には俺だけが映ってる。

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作品ジャンル:タレント
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suga(プロフ) - 奏さん、コメントとご指摘ありがとうございます!励みになりました!使い勝手がままならないので、再度あるかもしれませんが、その都度直したいと思います!本当にご覧頂きありがとうございます。 (12月21日 21時) (レス) id: 39a88c02ba (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 初コメしつれいします!面白かったので一気に読んでしまいました!!これからも御自分のペースで更新頑張ってください。誤字というかミスだと思うのですが名前が活動名と一緒になってしまっています。把握お願いします (12月21日 1時) (レス) id: c5346e137e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:suga | 作成日時:2019年11月17日 20時

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