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36話 ページ39

2015年12月31日 23:56.02



シルクがおもむろに立ち上がって、みんなに大声で呼びかけた。



今から重大な告白をする、と。



ンダホも身体を起こし、7人がシルクを見つめる。




誰もヤジを飛ばしたり、軽口を言ったりしないのは、酔いがまわったからとかじゃない。



シルクの放つオーラというか雰囲気に、到底ふざけれる余地がないことを本能的に感じれたからだ。



本能なんて大層な言い方をしたが、やたらめったらみない雰囲気だったから、しょうがない。




2015年 12月31日 23:56.30



シルク;今から伝えることに、不快感や嫌悪感、憎悪感を感じる人もいると思う。




そう、言葉を慎重に紡ぎ出した。





シルク:驚いて、距離を置きたくなる奴もいると思う。でも、別に俺はこの感情を悪いとは思わない。だから罵詈雑言あびる覚悟で伝えようと思った。





聞いてくれるか?、そうメンバー、一人一人と視線を合わせていった。



シルクがぐるりと見渡し終えたとき、ザカオが口を開いた。



ザカオ:おれはどんな告白でも聞き入れる。今までのお前を知ってんのに距離置きたくなったりどーこー、今更しないと思うんだけどww




モトキ:それねー。俺は過去に距離置いてた時期ありましたけど、再び戻ってきたし、そんなもんじゃない?



ンダホ:シルクのこと嫌になったこと確かにあったけど、それも時間が経てば好きな部分になったからねぇー



マサイ:俺なんかがまさにそうじゃん。




ぺけたん:おれシルク好きだよー?みんな大好き。だから、嫌いになんてならないよー




イク:隣に同じく



ダーマ:俺はずっと憎んでっぞ




シルク:えっ!?何を!?wwww




ダーマの最後の言葉を聞いて嬉しそうに笑って、





それから、滅多に見せない涙を流した。





これからする告白が、相当悩んだ末のものなんだと、感じる。





シルク:俺はな......好きな奴がいて、そいつと付き合いたいんだ。でも、そいつは......男で......うちのメンバーなんだ。





シルクが重い口を開け、告白を明かす。



時計の音がやけに大きく聞こえた。




何人かが誰かの方に視線飛ばす。




ダーマ:それ、こいつだろ



モトキ:俺も思った



後頭部を強く殴られたみたいに、視界がぼやけた。



え、俺泣くの?



それは今ここでしちゃダメだと、堪える。


さっき、皆でシルクの告白を応援してたのに、それを台無しにするようなことはしちゃいけない。

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作品ジャンル:タレント
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suga(プロフ) - 奏さん、コメントとご指摘ありがとうございます!励みになりました!使い勝手がままならないので、再度あるかもしれませんが、その都度直したいと思います!本当にご覧頂きありがとうございます。 (2019年12月21日 21時) (レス) id: 39a88c02ba (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 初コメしつれいします!面白かったので一気に読んでしまいました!!これからも御自分のペースで更新頑張ってください。誤字というかミスだと思うのですが名前が活動名と一緒になってしまっています。把握お願いします (2019年12月21日 1時) (レス) id: c5346e137e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:suga | 作成日時:2019年11月17日 20時

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