【男主】忘れる努力【Fischer's】

19話 ページ22

シルク：最後は俺からか。てか、これ質問よりやらせたいことだよなww


ダーマ：言えっ、言えっ、言えっ


シルク：めちゃくちゃ煽るじゃんwww 俺からは、何か隠してることはないですか......です


ぺけたん：今回俺だいぶ隠されてたよ、てか知らなかった。


モトキ：俺もー。


ザカオ：そもそも当たり前過ぎてて聞いてなかったからね、詳しく。血液型なんてプラスマイナスあるのさっき初めて知ったし


モトキ：nullって言うのは初めて知った


マサイ：マジかっけぇ


シルク：厨二心に響くよな。黄金の血液とか。お前何型？


ダーマ：聖なる血液だ


イク：うかうかと刺されないようにしないといけない。


マサイ：どういうとこで生活してんだよ


シルク：戦国時代かよ


イク：自分の血は自分で補給しないといけないからね。


ぺけたん：右利きなのも初めて知った。


イク：なんかよく言われるけど不思議。


ぺけたん：ペットボトルは左で開けてるじゃん


イク：完全に利き手ある人少ないみたいだよ。足は左だし。


シルク：で、他になんかありませんか？身体の特異部分とか、特技とか、まだ俺らに言ってないこととか


イク：んー、あ、ある。



今日の何度目か、イクの方に視線が集まる。
イクはメンバーと目線を合わせた。



マサイ：あ、ンダホいねぇ


端のザカオが立ち上がり、部屋にンダホを呼びに行き、



連れてきましたと、ンダホを連れて、定位置に座った。



イクの隠し事はなんだろ。


割と大事なことをしれっというから反応に困るんだ。




けど、もし、『俺、実は女の子なんだ......』って言われた日には舞い上がることまちがいないだろう。

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