Love shower (ページ16)

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立て篭りとトイレと恋と/しょうれんページ16

廉「え、あっ、あの...」

「シッ、静かにして」

一体何が起きているのやら

バイト先から家への帰り道、夜ご飯を買いにコンビ二に寄った時のことだった

いつもと何か違う雰囲気はあったけど、気のせいかなって夜ご飯を買う前にトイレに寄った。

そして、そこから出ようとしたら入って来た男性に軽く抱きしめられてそのままトイレへ逆戻り

廉「なにかあったんですか？」

「よく分かんない、けど。たぶん立てこもり」

彼はトイレの入口にある窓ガラスからチラチラと外を確認してそう言う

「なにか策を考えないと...」

廉「ま、まずは警察に連絡を」

ﾊﾟﾘﾝｯ...ｷｬｰ!!

廉「えっ、」

「大丈夫、人は撃たれてない。たぶん威嚇射撃だから」

廉「そっか、よかった。」

でも、驚いた拍子に手に持っていた携帯を落としてしまった

この狭い空間だし、しゃがんで拾うのはまず無理だろう

廉「あの、携帯持ってますか？」

「えっと、携帯だよね。けいたい...

あれ、どこやったっけ？」

廉「ぁ、胸ポケット」

「おぉ、はい！」

廉「えっ、」

「警察に電話するんでしょ？たぶん君の方が落ち着いて話が出来るんじゃないかな？

中の情報は俺が教えるから」

廉「わかっ、た。」