正反対な恋人 (ページ31)

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覚えていることは全て話した

宅配便だと思って軽率に家のドアを開けたこと

ドアを開けると目の前には刃物を手に帽子を深く被った男がいた事

刃物を向けられて、それが怖くて後ずさったこと

刃物を持った男が走って来て、立ち尽くす俺を庇って大我が刺されたこと

大我が刺されたことに動揺して、いつの間にか男が居なくなっていたこと

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優吾「お前、自分のこと責めんなよ」

北斗「でも...！」

優吾「お前は出来ることやっだろ？

いつもだったら、誰かに"助けて"なんて連絡入れないじゃん。そんな北斗が俺に、俺らに助けを求めたんだよ？

大我を助けたい一心で」

その言葉で、また涙が溢れ出す

樹「高地が北斗泣かせた」

ジェシー「うん」

優吾「いや、それは違うからな？」

2人は場を和ませようとしてくれて、それに少し救われた気がした。