僕でもええですか？・4 (ページ37)

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そこの兄弟、彼氏を放置するんやない！・3 ページ37

〜流星〜

流星「とも！」

智洋「ちょっ、大毅！」

えっ？彼氏の問い掛けに応じてくれへんの？

それは流石にアカンよな？

いや、まあいつもの事なんやけど

俺もだんだん我慢できなくなってきてる

流星「なあ、とも」

そう言ってともを抱き寄せる

いつもより低い声が出ていたみたいで、ビックリして固まったとも

ともとふざけ合ってたしげも驚いた顔でこっちを見ていたけど、直ぐに望の方に向き直されていた

そのあとどうなったかは知らない

でも兄弟だからと言って、2人でイチャイチャされてて嫉妬の1つもしないわけがない

それがたまたま今日、心のバケツから溢れちゃっただけ

流星「なあ、もう少し俺の事見てくれてもええんやないの？

そんなにしげがええの？

俺じゃダメなん？」

智洋「そうやないで、そうやなくて……」

流星「分かってる、ともとしげが普通の兄弟よりも仲が良いだけってことは分かってんねん

でもな？俺やってともの彼氏なんやから嫉妬やってするし、ともとしげがイチャイチャしてるのずっと見てるなんて嫌やねん

こんなん面倒くさいよな……」

そう言ってともから離れようとしたら、ともの腰に回していた俺の腕を掴まれた

智洋「ごめん！！その、流星がそんなに嫉妬してくれてるってわからんくて！

ホンマに俺のこと好きなんかな？って思ってもうて、それで大毅に相談したら協力してくれるって言うてくれて、それで……」

なんだそういうことか

流星「最初から俺が素直だったらよかった話しやったな笑」

智洋「俺も悪かったんよ、試すようなことして笑

よかったちゃんと流星の気持ちがわかって

大毅あり、が……あれ？」

流星「ん？」

さっきまでいた望としげは、いつの間にかいなくなっていた