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Episode 52 ページ12

『それで?私は何をすればいい、キャスター』


「そうねぇ…。

貴方には私の傍でセイバーのコントロールの手伝いをして貰いましょうか。

それと、聖杯の居場所を探り出すのも」


『了解した』



セイバーには、既に令呪が身体に浸透する準備が整っている。

恐ろしいものだ。

かの尊き騎士王ですら、聖杯という偽りの願望器に酔いしれ、たかだか人間が作りだした令呪という魔術に囚われる。



『抗わなきゃ、楽なのに』



セイバーは苦しそうに耐えている。



「それで?

貴方の感知能力はとても優れているようだけど、見つかった?」


『いいや。私の感知が及ばない。

巧みに隠しているのか、はたまた反応しないだけか…。

その辺は分からないな、申し訳ないけど』


「そう。なら地道に探すだけよ。

少しの間、セイバーをよろしく頼むわね」


『見てるだけでいいの?』


「ええ。余計な動きをしないことね」


『どうせなら手伝ってあげるよ』



___

__

_



『…そんなに士郎が大事?』


「貴方、には…心が、ないのか…!」


『…あるよ。人並み以下だけど、多少の慈悲もある』


「っ、ならばッ…く、ッ…」


『ごめん。辛い?

縛りを強めてみたけど、さすがはセイバーだね』


「…ッ、何故…」



令呪の縛りを強めたのは本当だ。

しかし、それも同時に抵抗力も強めておいた。

キャスターの見張りがある為、この儀式を途中で終わらせることはできない。

代わりに、少しの時間稼ぎを、というくらいのものだ。



「(…少し、身体が楽だ…。

深影は一体、何を考えているのですか…)」


『っ!』



次の瞬間、深影が先程まで居た場所に、魔術による攻撃が突き刺さった。

それを繰り出したのは、間違いなく魔術協会の連中だ。



『これはこれは…』


「この教会に足を踏み入れたのが間違いだったな。

此処は霊脈の真上だ。

貴様など、瞬く間に片付けられる」


『あ"ぁッ…!!? …っ、やってくれる、じゃないか』



パチンと指を鳴らす度に、足元から電流のようなものが流れ出てくる。



『い、っあぁあ"ぁあ…!!』


「深影!」


『黙って、て…。

これ、は…聖杯戦争とは関係ない』


「その通りだ。

そして、その意気もいつまで持つかな?」


『は、三流魔術師が調子に乗るなよ?』


「なに!?」


『この世界の作り物は、自然の恵みによるもの。

なら、私が操れるのは、この世界全てというわけだ』

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作者名:Zyn | 作成日時:2019年12月15日 9時

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