episode22 ページ24
しばらく、人が少なくなるのを待った。
「さっきは、ごめんね。」
実結「え、えぇ…！？何が？」
「実結ちゃんが聞かれたくない事を聞いちゃったみたいで。」
そう言うと、実結ちゃんは慌てて手をブンブンと横に振った。
実結「う、ううん！全然…そんなの気にしなくていいよ…！Aちゃんは何も悪くないし…」
それから何かを思い出した様にハッとして実結ちゃんが口を開く。
実結「あ！そういえばさっき、お昼の時間…ちょっと用事があって、Aちゃんと会えなかったの…ごめんね…。」
…あぁ、そういう事だったのか。
よかった。安心した。
「そうだったんだね。私てっきり、避けられてたのかと…」
実結「そ、そんな事、絶対ないよ…！Aちゃんを避けるなんて…そんな…！」
また実結ちゃんは慌ただしく手を横に振った。
実結ちゃんってちょっと忙しいな…アハハ…
実結「そんな風に思わせちゃってたなんて、ほ、本当にごめん…！！」
「いいよいいよ、私が勝手にそう思い込んでただけだから…」
実結「……あっ！」
「どうしたの？」
実結ちゃんの視線の先は時計にいっていた。
実結「ごめん…今日は帰ってからも用事があるんだった…！帰らないと…っ」
「フフッ、本当に忙しいね実結ちゃんって…ううん、こっちこそごめんね。引き止めちゃって。また明日。」
実結「うん、また明日ね。」
そう言うとすぐさま駆け足で教室を出て行った。
ふぅ…少し、気が楽になった。
謝れてよかった。
…私も帰るか。
そう思って、席を立ち、バッグを肩にかけてふと教室を見渡すともう誰も残っていなかった。
…実結ちゃんに悪い事しちゃったな…
そう思いながらこの教室のドアまで歩く。
そして教室から出ようとした瞬間。
髭切「…へぇ。あの子とお友達なのかい？」
「…！」
横から白い服が見え、そんな声が聞こえてきた。
「髭切さん…いつからいたんですか。」
髭切「んー？さっきの子が今日の昼は用事があったから…って話してたところからかなー。」
壁にもたれかかりながらそう話す髭切さん。
「どうしてここにいたんですか。」
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shuna(プロフ) - きよひーさん» ありがとうございます！楽しんでいただけてとても嬉しいです！頑張ります！ (2019年9月1日 14時) (
レス) id: 6cb408ae69 (このIDを非表示/違反報告)
きよひー(プロフ) - 面白いですね！更新待ってます、頑張ってくださいo(･ω･´o)(o｀･ω･)o (2019年9月1日 11時) (レス) id: 276c9143cf (このIDを非表示/違反報告)
shuna(プロフ) - 幸別愛友さん» 見てくださりとても嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年8月12日 11時) (レス) id: 6cb408ae69 (このIDを非表示/違反報告)
幸別愛友 - 更新が凄く楽しみですね！頑張って下さいp(^∀^)q (2019年8月12日 11時) (レス) id: 978af02bfc (このIDを非表示/違反報告)
shuna(プロフ) - 礪さん» 読んでくださりありがとうございます！時間があれば頑張って更新しますね！ (2019年8月11日 22時) (レス) id: 6cb408ae69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shuna | 作成日時：2019年8月11日 18時
