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車内で信号をやり過ごした後、浅野くんの太もも付近からむくりと起き上がって一息付いた





……赤羽くんに気付かれた?


でも目が合ったのは極わずかな時間だったし、勘違いかも知れない。いや是非ともそうであって欲しい





「さて、無断で膝を貸してやったんだから、理由を聞かせて貰おうか」





考え事をしていると浅野くんが声を掛けてきた


……あ、そう言えば咄嗟に抱き着いた事をそっちのけにしていた





『ごめんなさい!あぁするしか無かったんですぅ!』


「車の外に何かあったのか?」


『はい!見たくない物がありました!』


「僕はそれを聞いてるんだ」





えー、そんなの言いたくないよ


って言うかむしろ、赤羽くんってワード言っちゃダメなんでしょ?





けど浅野くんからの圧が凄いので、このまま黙っていたら多分お説教だ


やんわりと伝えてみよう





『浅野くん!今からゲームしましょう!私の頭の中を言い当てて下さい!』


「は?何だ唐突に」


『良いから良いから!そっちの方が楽しいですよ!』





こうして私の頭の中を当てるゲームが始まった











『質問は全部で3回まででどうですか?』


「あぁ、良いだろう」


『ドンと来いです!』





彼は真剣に物事を考え始めた


……何から質問してくるのかな?











長い。シンキングタイムが長過ぎる





あれからもう5分程経過していた





『浅野くん硬いよ!これゲームだからそんなに考え無くて良いんですよ!もっと軽い気持ちでやって下さい!』


「いや、有効な手段を考えていただけだが」


『私に頭脳戦を挑んでるんですか!?無謀ですね!何故なら馬鹿だからですガッハッハッ』





自分でそんな事を言っていたら、浅野くんは哀れなものを見る目で見て来た


その顔辞めろォオオ!!





そうして何やかんやでようやくゲームが始まった


間髪入れず彼は私に質問を投げかけてくる





「それは実在する物か?」


『はい!実在する者です!』





今の " もの " って人ってことだよね?





「それはよく利用するか?」


『はい!よく利用します!』





って言うかむしろ、利用されてる側だけど





「それの色は赤いか?」


『はい!赤色です!』





赤羽くんの髪の毛って赤いもんね?





『これで質問は終わりですよ。答えどうぞ!』


「……そうか。僕と居ても考える事はアイツの事なんだな」





彼は何かわかり切った顔をしている

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設定タグ:赤羽業 , 暗殺教室 , 浅野学秀   
作品ジャンル:ラブコメ
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潰れたいちご(プロフ) - この作品、「好きだから。」という曲がピッタリだと思います!よければ聞いてみてください! (2022年5月9日 19時) (レス) @page25 id: 2cda77c812 (このIDを非表示/違反報告)
ハバネロ(プロフ) - ご協力感謝致します!(*´-`*) (2019年6月20日 23時) (レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
みくり - 私も、授業中とか種転がってないかさがしてみます!!(笑) (2019年6月20日 23時) (レス) id: 2a3b3aad81 (このIDを非表示/違反報告)
オタク少女(プロフ) - ハバネロさん» じゃあまた2人をいじる材料を探しますね!(黒笑) (2019年6月20日 21時) (レス) id: 3dab4c0edd (このIDを非表示/違反報告)
ハバネロ(プロフ) - 御二方お便りありがとうございました!喜んで頂いて何よりです!またラジオをいつも盛り上げて下さるのは私では無く、このようにお便りを下さるからですよ(*´ ∨`)シチュエーションを考えるのが凄く楽しかったです!これに懲りずまた何かあればお申し付け下さい! (2019年6月20日 21時) (レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハバネロ | 作成日時:2019年6月7日 12時

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