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あのあと秒速で走って、秒速で迷子になったので、秒速で莉桜たんに電話して音声案内して貰った
ってか、学校に知り合い居るなら最初からこうすべきだったよね
頭悪過ぎて、自己嫌悪になっちゃうよ
『っしゃー！滑り込みセーフ！間に合った！』
そう大急ぎで外靴から中靴に履き替えて廊下をダッシュしたら
教室に入る赤髪の影が見えて
ぎくり、と嫌な予感がした
き、気のせいだよね？まさかそんなこと……
＊
「紹介するので、外で待ってて下さい」
担任の先生に言われたので、私は不安を抱えながら廊下に佇んでいた
この時の心中は新しいクラスで上手くやって行けるかなってよりも、
さっきの人が見間違いでありますように！って言うことが9割
なんかもう、ある意味あの人の事しか考えられなかった
「それでは、転入生の栗山Aさんです」
どうぞ、と教室の中から合図が聞こえる
わ〜！緊張する！
『初めまして！栗山Aです！どうぞよろしく』
「あ」
『あ』
全然見間違いなんかじゃ無かった
彼と願っていない二度目の再開をしてしまって、瞬時にパニックに陥る
ちょ、ちょっと待って？ちょっと待って？
何でここに居るの？何で同じクラスなの？
まさかとは思ったけど、そのまさかって私どんな悪運なの？
今年、厄年だったのに厄払いしなかったから？
だったら神様ごめんなさい許して！それか今すぐ殺して下さい！
多分今私の顔は相当真っ青だと思う
そんな不安定な私に追い討ちを掛けるように、目の前に立ちはだかるソイツは私を見るなり指をさしてきた
「あ、あんた今朝俺に告h……」
『うわぁぁぁぁぁあっ！せんせーっ！私体調悪いので保健室行ってきます！』
こっちに来い、と彼の腕を引いて教室を飛び出した
コイツ、みんなの前でなんちゅーことを！
「アハハハッ！待って、A面白過ぎ。電話で話してたのって業のことだったんだ」
私達が出て行った後、事情を知っていた莉桜だけ腹を抱えて笑っていたそうだ
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ハバネロ(プロフ) - 黒髪さん» コメントありがとうございます！(＊´ ∨｀)大好きって言って貰えて嬉しいです！恋愛要素今のところ少なめですが、ご褒美編で展開をがらりと変えるつもりでいるのでこれからも楽しんで下さると幸いです！更新が捗るようなコメント本当にありがとうございます^^ (2019年4月30日 16時) (
レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
黒髪(プロフ) - このお話大好きです！更新頑張ってください！ (2019年4月30日 14時) (レス) id: 058440bffe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハバネロ | 作成日時：2019年4月14日 23時
