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授業が始まり板書を取っていると、急にポイっと横からノートを投げ付けられて彼を不審な目で見た





『ご主人様、何ですかこれ』


「俺ちょっと寝るから」





何だそれ


全然答えになってないじゃないか





『授業早々でもう寝るんですね!』


「元々寝るつもりだったし」


『へー!ちゃんと聞いたらどうですか!』


「面倒臭いから良い」


『テストで悪い点数取っても知りませんよ!』


「さっきから何?あんた俺に口答えしてんの?俺の機嫌損ねたらどうなるか分かって『ゴメンナサイ』


「分かればいいんだよ分かれば」





そう言って彼は机に伏せるもので、しばきたい気持ちがフツフツと湧いてきたが、掌に爪を食い込ませて何とか堪えた


私は机の上に置かれた赤羽くんのノートを凝視する





それで?


これは板書を取れって事で合ってるの?





嫌々ノートを捲ると " 一言でも書き逃したらバラす " とちゃっかり文でも脅してきたので、私は目の色を変えて板書をした











……って言うかさ





少し思う所があって、私は走らせていたペンを止めた





元から寝る予定だったら、絶対教科書見せる必要無かったよね?


何で机を引っ付ける必要があった


まさか、教科書に落書きする為だけ?





そうだったらめちゃくちゃムカつくな、とだんだん眉間に皺が寄って行くのが自分でも分かった





(……ハッ!)





いや待てよ。可能性はかなり低いけど


もしかすると、単に私に構って欲しかっただけかも知れないじゃないか





……いや


赤羽くんに限ってそれは有り得ないか


私どんだけポジティブ思考なの





そう思い横を見ると彼もこっちを向いていたようで視線がぶつかり、オイッと言いたくなった





『……起きてるじゃないですか』


「俺も寝ようと思ったんだけどさ、あんた表情がコロコロ変わるから見てると面白いんだよね」


『そんなの知りませんよ』


「顔芸凄いからお笑い芸人にでもなれば?」


『誰がなるかぁあ!つーか、起きてんなら自分で板書取れよ!』


「Aちゃんうるさい。授業中だよぉ」





赤羽くんとこんなやり取りをしていると、伊久留ちゃんの癇に障ったのか、いきなり前の席から蹴りが入って見事私の脛にクリーンヒットした





『いっ!』





今、結構本気で蹴ったね


時間が経ったら、青タンになるタイプの痛みだ


伊久留ちゃん凄い怒ってるな

25→←番外編4 終



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設定タグ:赤羽業 , 暗殺教室 , 恋愛   
作品ジャンル:ラブコメ
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ハバネロ(プロフ) - 黒髪さん» コメントありがとうございます!(*´ ∨`)大好きって言って貰えて嬉しいです!恋愛要素今のところ少なめですが、ご褒美編で展開をがらりと変えるつもりでいるのでこれからも楽しんで下さると幸いです!更新が捗るようなコメント本当にありがとうございます^^ (2019年4月30日 16時) (レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
黒髪(プロフ) - このお話大好きです!更新頑張ってください! (2019年4月30日 14時) (レス) id: 058440bffe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハバネロ | 作成日時:2019年4月14日 23時

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