検索窓
今日:5 hit、昨日:2 hit、合計:138,433 hit

19 【ご褒美編】 ページ20







自動販売機に無けなしのお金を投下する





私、イチゴ煮オレを買うのこれで何回目なの?





もはや全部一人で買い占めてる気さえしていて、それなのに今まで一度も飲んだことが無いと言うのが、意味がわからない





あーぁ、この千円札もイチゴ煮オレとか言う意味不明な飲み物に消えていくんだなぁクソッ


どうせ貢ぐなら可愛い可愛い渚くんにメイド服とか買ってあげたい


栗山さんありがとう〜!って言ってきっと抱きしめてくれるよ(そんなことない)





教室に戻って来ると赤羽くんと渚くんが話し込んでいて、わー、ご主人様そこ変わって下さいよぉ、と二人のやり取りを羨ましそうに見ていたら、制服の袖を誰かに引っ張られた





「ねぇ、Aちゃん」


『わっ!伊久留ちゃんか。どうしたの?』


「ちょっとAちゃんに聞きたいことあるのぉ。良いかなぁ?」


『勿論!伊久留ちゃんの為なら何でも答えちゃう。何から知りたい?通帳の暗証番号からでも言おうか?』


「それはいいやぁ」











伊久留ちゃんに、ここじゃあちょっと話にくいと言われたので人目のつかない場所に来た


こんな所で話って……





『交際の申し込みならすぐにOKするよ?』


「……」





割と真剣に言ったけど伊久留ちゃん黙っちゃった





「それ言ってくれるの業くんだったら良いのになぁ」


『え、赤羽くんの事好きなの?』


「うんっ」





顔を赤くして頷く彼女を見ていたら、最初に彼と出逢った頃の自分と重なって


【そう言うのうざいんだけど】


と、赤羽くんにそう切り捨てられた事を思い出した





これ以上、あいつに多頭飼育させてはならない!


伊久留ちゃん、目を覚まして!





『ご主人様なんて辞めといた方が良いよ!』


「え、ご主人様?」


『あー、違う違う!なんて言うか、赤羽くんって人の事支配しそうだよね〜ってアハハ』


「わぁ、それカッコいいかも」


『本気で言ってる?』


「うんっ。業くんに束縛された〜いっ」





マジかい


だったら伊久留ちゃんイヌ向いてるよ





こんな扱い普通なら嬉しくないけれど、好きな人の隣に居れるのなら、彼女にとっては喉から手が出る程欲しい物だったりするのだろうか


だとしたら、ただ秘密をバラされたくないだけで隣に居る私とは大違いだ





こんな関係でさえ欲しくなるなんて、恋って凄いね


伊久留ちゃんと交代出来るなら、すぐにでも譲ってあげたいよ

20→←18



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (77 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
138人がお気に入り
設定タグ:赤羽業 , 暗殺教室 , 恋愛   
作品ジャンル:ラブコメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ハバネロ(プロフ) - 黒髪さん» コメントありがとうございます!(*´ ∨`)大好きって言って貰えて嬉しいです!恋愛要素今のところ少なめですが、ご褒美編で展開をがらりと変えるつもりでいるのでこれからも楽しんで下さると幸いです!更新が捗るようなコメント本当にありがとうございます^^ (2019年4月30日 16時) (レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
黒髪(プロフ) - このお話大好きです!更新頑張ってください! (2019年4月30日 14時) (レス) id: 058440bffe (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ハバネロ | 作成日時:2019年4月14日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。