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放課後になって、私達は数学準備室にやってきた
壁一面が棚になっていて乱雑にプリントやら参考書やらが詰められており、数学の先生に頼まれたのはこの棚のプリントの整理と床の掃除だ
さっさとやらないと……明日になっちゃいそう
「じゃあ、頼んだぞ〜」
『はい』
先生に扉を閉められると二人っきりの空間になり、赤羽くんの様子を伺えば彼は回転イスに座って回っていた
遊んでんじゃねぇ！
『掃除しましょうよ』
「あんた一人でね」
『あはは。デスヨネ』
正直赤羽くんに期待はしていなかったけど、こうもハッキリ言われるとムカつくものはムカつく
とりあえず始めなきゃ終わらないので、はぁ、と溜め息を付いて箒で床をシャッシャッと掃くと、その度にホコリが舞った
『ゴホッゴホッ。この部屋ホコリすごいな』
「俺一回も掃除した事ないからね〜」
うわ、私の独り言の相手をしてきた！
……喋ってる暇があるなら、手伝え下さいご主人様！
『そんなことしてて先生に怒られ無いんですか？』
「まぁね。成績良いから許して貰ってる」
『なんて不公平な世の中』
きっと、何でもそつ無くこなす完璧超人な赤羽くんにとってペナルティなんて痛くも痒くもないんだろう
……いや、完璧じゃないな
中身は真っ黒だったかハハハ
などと考えながら掃除を続けていると、今何か余計な事考えたよね？と鋭い視線が向けられた
『そ、そそそそんな事一ミリも考えてないですけど！』
「嘘下手なの？」
『は、はいぃ？嘘って何のことでしょうか？って、イダダダダダ！ほっぺから手はなしぇ！』
(ほっぺから手離せぇ！)
「言い訳は良いから謝ったらどうなの？」
『中身真っ黒なんて思って、ごめんなさひゃいいいいい』
この人私の心の中まで支配する気なの！？
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ハバネロ(プロフ) - 黒髪さん» コメントありがとうございます！(＊´ ∨｀)大好きって言って貰えて嬉しいです！恋愛要素今のところ少なめですが、ご褒美編で展開をがらりと変えるつもりでいるのでこれからも楽しんで下さると幸いです！更新が捗るようなコメント本当にありがとうございます^^ (2019年4月30日 16時) (
レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
黒髪(プロフ) - このお話大好きです！更新頑張ってください！ (2019年4月30日 14時) (レス) id: 058440bffe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハバネロ | 作成日時：2019年4月14日 23時
