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私はとりあえずベッドからそそくさと離れて、朝の支度をしていた


顔を洗って歯を磨いて髪の毛を梳かして……


洗濯した服はもう乾いていて、昨日と同じ服装に身を包む


それから荷物を鞄に纏めて、何となくスマホを開くと通知があった





お母さん今から家に戻るね





やった!





とりあえず赤羽くんに家に戻れることを報告しに行くことにした





『ご主人様〜』


「何?」


『お母さんが今から家に帰ってくるみたいです』


「あっそ。良かったね」


『はい!やっと落ち着いた場所に行けます!』


「すっげえ嬉しそうに言うじゃん」


『だってこの家ドキドキしてばっかりで、心臓がいくつあっても足りません』





私がそう言うと彼は顔を赤くして、口元を手で隠した





「あのさ前から聞きたかったんだけど」


『はい』


「Aってどう思ってそう言うこと言ってんの?」


『え』





どう思ってって……


別に何か意図があって言ってる訳じゃ無いけど


むしろどっちかって言ったら、





『感じた事をそのまま言ってます。ほら馬鹿は思考回路が単純ってよく言うじゃないですか』


「……そ。一応確認だけど、深い意味は無いってことだよね?」


『はい。ドキドキしたからドキドキしたってそれを伝えてるだけです』





そう言うと、彼は何か複雑そうな顔をして溜息を零した





「やっぱムカつくわ」


『え、何で!?!私何か気に障ることしましたっけ!?それなら謝ります!教えて下さい!』





もし悪い事したんだったらすくに謝りたいだけなのに、そんな私を彼は睨んできた





「今言える訳ないじゃん」





……と言うことはだ





『いつか教えてくれるって事ですよね?』


そう言って首を傾けると、彼はピクリと眉を上げた





「ねぇ、本当に俺で弄んで無いよね?Aって実は魔性の女だったりするの?」


『はい?何を言ってるんですか?とりあえず男の人を騙せるほど私器用じゃないですけど。あとついでに手先も』


「はぁ。こんなに掴めない奴、Aが初めてだよ」


『ん?私ならちゃんと掴めますけど』





そう彼の手を取って自分の頬に手を当てる





『ほら?私ならここに居ます』





すると衝撃を受けたかのように彼は目を見開いて、すぐに顔を逸らした


なんか耳赤くなってるけど……





「待って、それはやばい。可愛過ぎる」

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設定タグ:赤羽業 , 暗殺教室 , 浅野学秀   
作品ジャンル:ラブコメ
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ハバネロ(プロフ) - 咲来(名前)さん» コメントありがとうございます!(*´ ∨`)とにかく明るくて、馬鹿っぽい女の子を書きたかったのでそのように言って貰えて良かったです!現在パート3まで出ているので是非そちらも読んでみて下さいね^^ (2019年6月18日 22時) (レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
咲来(名前)(プロフ) - 主人公がとってもおもしろいくて、私大好きです、もちろんカルマ君も大好きです、これからも応援してます! (2019年6月18日 13時) (レス) id: aedff0aee4 (このIDを非表示/違反報告)
- あんな、ケンカを売るような言い方でしたのに、許して頂いてありがとうございます。 これからも、この小説を楽しみにさせていただきます (2019年5月27日 8時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
ハバネロ(プロフ) - 鶴さん» いえいえ大丈夫です(*´-`*)この件に関して鶴さんが責任を追う必要はございませんのでご安心下さい。今後このような事態を起こさない為にもしっかり対応の方をさせて頂きますので、いつも通り作品を楽しんで下されは幸いです(*´ ∨`) (2019年5月26日 18時) (レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
- 作者様私のコメントも不快でしたり、誤解を招く可能性がありました不快にさせてしまいましたら大変申し訳ありません (2019年5月26日 13時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハバネロ | 作成日時:2019年5月17日 1時

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