沖 田 と 土 方 【沖田総悟】

万事屋銀ちゃんなんだから ページ8

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テーブルに届いたいちごパフェを、

銀さんと2人で食べる。


お兄ちゃん感ある銀さんに、

日頃の愚痴を聞いてもらう。



…ほぼ総悟のことなんだけど。



銀 『総一郎くんも大変だね〜』

『なっ！銀さんは総悟の味方なの！？』

銀 『ん？俺はAチャンの味方だよ？』



私の味方なら、

総悟の肩を持つようなこと

言わないでよ…



いっつもやられてばっかは嫌だ。

なんかアイツを、

ギャフンと言わせるような仕返しをしたい



銀さん、、いい考えないのかな。

……万事屋銀ちゃんでしょ？



銀 『じゃあ…明後日ここに行こうや、』

『スイーツ食べ放題…？』

銀 『そ。しかもここをよく見ろ、』




銀さんに指さされた箇所を見ると…

“カップルでのご来店はさらに10%OFF”


……カップル、？


銀さんと私ってことよね？

ん？



銀 『どう？明後日だけ俺らはカップルだ』

『え？銀さんと……？』

銀 『そーだ、』



ええぇぇえ！？

銀さんとカップル、！？



銀さんは彼氏というより、

……お兄ちゃんだ。



銀 『ま、明後日はカップルな？』



淡々と話を進めて行く銀さんに、

私は置いてけぼりだ。


私が頼んだはずのいちごパフェは

すっかり無くなっていた。



銀 『ごっそーさん、』

『もう…銀さん食べすぎ。』

銀 『明後日にまた甘いモン食えるからいいだろ？』




じゃ、

そう手を振り甘味屋を出る銀さん。



……銀さん。

普通ここは銀さんがお支払いするんですよ



男だし、

半分以上パフェ食べてるし。



小さくなっていく背中を

ぼーっと見つめていると、



くるっと、

それが半回転した。



銀 『あ、因みに今の話は、多串くんと沖田くんには内緒にしといてくれよ？』

『……え、？』

銀 『そっちの方が面白いから(笑)』




……面白い、？

どこに面白い要素が入ってるのよ。



ニタァっと笑った銀さんに、

ベーっと舌を出してやった。





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