沖 田 と 土 方 【沖田総悟】

なんか変わった幼馴染 ページ45

Okita side



甘味屋を出て直ぐのことだった、

俺の携帯に着信があった。


…土方からかよ。


どうせまた説教だろ、？

暇人かよ、全く。



総 『もしもし、何でィ、死ねコノヤロー』

土 『テメー言葉遣いに気をつけろ、』



“…それと”



…その後の言葉は、、

俺を恐怖に落としいれた。



“Aが倒れた、”



バクバク心臓が煩くて仕方ねェ。

今、屯所のAの部屋で寝てるらしい


だからそこに向かって、


俺ァ、

ただひたすら走り続けた、、


いつもは直ぐ着くはずの屯所が、

遠く遠く感じる…



総 『……ﾊｧｯ、…A？…ﾊｧ…』



アイツの部屋の襖を開ければ、


点滴に繋がれて眠ってるAと、

土方コノヤローと、

近藤さんがいた。



総 『……Aは？』

土 『日頃のストレス、寝不足、おまけに栄養失調だ』



…何やってるんでィ、テメーは。

いつもの天真爛漫で能天気の大食いバカ娘だったら…

こんなことにはならねーはずでィ。



俺が座ると、

土方コノヤローが

胸のポケットから煙草を取り出し

この部屋から出て行く。



近 『なんかあったら教えてくれ、』



そう言って

近藤さんも部屋から出て行き、

眠ってるAと2人っきりになった、


まるまるした頬もシュッとなってて、

血行のいいアイツの顔色も、

青白くなってて、クマも酷ェや。



総 『……A、目ェ覚ませや、』



弱ってるAを見たのは久しぶりでィ

幼い頃に虐められてたとき以来でさァ


寝ているアイツの手を握り、

“元気になりますように、”

と、元気を充電してやる。



…なのに、

全く目を覚まさねェから怖くなる…



何にストレスとか感じてんの？

何で眠れない夜を過ごしてんの？

何で栄養失調になってんの？



Aが分かんねェや、

何に不安になってんのか、

何に怯えてんのか、



総 『起きろや、馬鹿。』



起きたらいっぱい聞いてやる。

俺がお前の不安をいっぱい聞いてやる。


だから、

だから、


1人で目をつぶったままで闘うな。

お前の中で無理矢理片付けようとするな。




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