沖 田 と 土 方 【沖田総悟】

自分が自分でないみたい ページ38

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閉じてた目を開けると…

ここは、、



『…あれ、…私の部屋、？』



自分の部屋の布団で寝てた。

…総悟と一緒にご飯食べて、

充電してもらって、、

…そのまま寝ちゃったの、？


というか、いま何時？


時計をみると、

朝の5:00…


朝食の準備をするため、

布団から出る。



割烹着を身に付け、

台所に立ち…

お味噌を作りながら思い出すのは

昨日のこと。



…自分の気持ちに、

自分がついていけない。



総悟のことが好き(?)ってわかってから

総悟のことが特別ってわかってから…


私はどうすればいいの？



＿＿ｶﾞﾁｬﾝｯ‼



『…っ！痛っ！』



手からお皿を滑らせ、

ぱっくり、

指が切れてしまった。



…こんなドジをするなんて、

いつぶりだろう。



ポタポタと流れ落ちる血を

ただただボーっと眺める、、



早く止血しなきゃいけないのに、

割れたお皿を片付けなきゃいけないのに



『……A？』



近寄ってきた気配に、

グッと指を掴まれる、、



十 『A、血が出てんぞ！』

『……ぁ、』

十 『ちょっ！こっち来い…！』



グッと手首を掴まれ、

お兄ちゃんに着いていく…


なんでだろう、、


涙が出て…仕方がないや…



十 『…悪ぃ、痛かったな、』



ううん、と首を振る。


強引に引っ張ったことに

罪悪感を抱いたお兄ちゃんが、

優しく手当をしてくれる。



十 『体調でも悪いのか？』

、、ううん。



十 『なんかあったのか？』



…昔みたいに、

お兄ちゃんが優しくしてくれる。



ねぇ、

お兄ちゃん、


『…自分が…っ、わかんな…い…』


痛いのは指じゃなくって、、

胸なんだよ…



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人をこんなにも狂わせるもの→←もしかして、これが…

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