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幼い頃のこと ページ4

.



「ムカつくんでィ!土方!」

「…!いたっ、!」



ドン、と背中に体当たりをされ、

前に倒れこんだ。



「ダメよ!総ちゃん!女の子に手をだしたら!」

「ごめんなさい、姉上、」

「私じゃなくって、Aちゃんに謝るのよ」



…………“ごめん”



あの頃はミツバさんがいてくれたから、

総悟の謝罪の言葉もあった。



だけど今は、



総悟の意地悪はエスカレートし、

悪いって思いも持たないような、

最低、最悪の野郎になってしまった。



嫌な奴なのに、


幼い頃、、


私は、、



「おれ、江戸にいくんだ、」

「…おにーちゃんといっしょに?」

「そ。気にくわない奴とな、」



茜色の空の下、

剣のお稽古が終わった総悟と、

お兄ちゃんが道場から出てくるまでの間、お喋りをする。



「よかったじゃん。」

「……どういう意味だよ」

「もうひとりの“土方”とはお別れだから」



お兄ちゃんは

私を江戸には連れて行ってくれなかった



“危ないから、絶対にダメだ”

“ここにはミツバもいるだろ?”



嫌だった。

たったひとりの家族と離れるのが、

何回も“連れて行って”と言ったけど、

……私の言葉は届かなかった。



「……おまえもこい」

「え?でもそーご私のことっ…」



“きらいでしょ?”



そう言いたかったのに、

言えなかった。



だって、



総悟にキスされたから。

唇が塞がれて…

何も言えなかった。



「…!そ、そーご……?」

「……こないと、ぶっ殺す、」



殺されたら困る。

どうしよう、

…キスのことも、、どうしよう、



頭の中がぐちゃぐちゃだ。



「A待たせたな、帰るぞ」

「お、おにーちゃん!」



その日、

お兄ちゃんに強く抱き着いて帰ったことを…はっきり覚えてる。



なんで総悟はキスしたの?

嫌いな私にだよ?


…私も江戸に行きたいって、

お兄ちゃんになんて言おう?


怒るかな、お兄ちゃん、



頭の中が、

ほんと、

ごちゃごちゃ、だった。



まだまだ幼かったときのこと。



.

初勝利。→←慣れっこのはず



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沖田 颯 - すごくいいです。更新頑張ってください (4月18日 15時) (レス) id: 3667ef296d (このIDを非表示/違反報告)
kaya(プロフ) - じゅ...充電がやばいです!この作品に惚れました!更新頑張って下さい! (3月30日 23時) (レス) id: 504932b45f (このIDを非表示/違反報告)
なふこ - 沖田さん恋愛に関してはピュアなのか!!胸が痛いよぉおおおおおおおお! (3月30日 11時) (レス) id: 5fec3ce495 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon - 頑張ってください!更新楽しみにしてます! (3月15日 16時) (レス) id: 750ef43570 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 読ませていただきました!すごく面白いです(*^_^*)更新頑張ってください! (3月14日 16時) (レス) id: 65aef19a67 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あー | 作成日時:2018年3月11日 8時

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