沖 田 と 土 方 【沖田総悟】

いざ、デート。 ページ17

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待ち合わせ場所に行くと、

…見つけた。



『……銀さん？』

銀 『…Aチャン、？』



いつもと同じ格好の銀さん。

…あれ、

私だけ張り切りすぎたかな？



本物の彼女じゃないのに、

こんな格好して…

銀さん…引いたかな……？



銀さんの口から、

なかなか言葉が出てこないから、

不安に思ってると、



銀 『やっべ、チョー可愛い、』



…嬉しい言葉が聞こえてきたから、

よかった。


…あのドS野郎とは大違いだ。



銀 『じゃあ行くか、』

『うん！』



ターミナル近くにあるカフェに入る。

店員さんが、

“カップルでのご来店でーす！”

なんて言うもんだから、、

本当に恥ずかしい…！



ピンクと白ベースの

可愛らしい空間に案内される。


…周りには、

本物のカップルがいっぱいいる。



銀 『食べ放題だから、甘いモン食って食って食いまくるぞ、』

『うん！』



銀さんとプレートに

ケーキや

アイス、

目を惹かれる甘いものを

お皿に乗せていく。




『神楽ちゃんと来なくて良かったの？』

銀 『アイツと来たら親子って思われんだろーが、』



……親子、か。

確かに、そうかもしれないね。



銀 『あーあ、本当になんでAチャンが前髪V字野郎の妹なんだろ…』



さっきからずっとそればっかり。



『…お兄ちゃんのこと好きになって下さいよ』

銀 『無理。絶対に無理！』



嫌よ嫌よも好きのうち…

銀さんに伝えようとしたけど、

ジローっと睨まれた(?)ので、

心の中そっと閉まった。



銀 『でも、銀さん思うんだけどよォ』

『…ん？』

銀 『多串くんより、沖田くんだよね、』



“いちばん嫌な奴ってのは”



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