検索窓
今日:6 hit、昨日:3 hit、合計:261,185 hit

初勝利。 ページ5

.



ムカつく奴だったけど、

まだ可愛さはあったあの頃。


今は、、


可愛さなんか、

これっぽっちも見えない。



近 『Aちゃん?どうかしたか?』

『近藤さん、』



厠から出ると、

バッタリ近藤さんに会った。


面倒みのいい彼は、

私の変化にすぐ気付く。


…よく気にかけてる証拠だ。



近 『……また総悟の奴か?』



うん、

頷けば、


“アイツは思春期だからなー(笑)”


……思春期、って近藤さん。


アイツは数十年間、、

ずっと思春期ってことになりますよ。




近 『まぁ、上手くやってくれ、な?』

『……はい、』

近 『大人になったな、Aちゃん』



……大人になんかなってない。


総悟に意地悪されて、

泣くのを我慢するのに必死だよ。



…お兄ちゃんの部屋で休も。



そう思い、

足を一歩踏み出した、

次の瞬間、、



『……っ!?』



体が大きく前に傾き、

ダンッ!

という大きな音が響く。



『……ったた、、』

総 『…派手なコケですねィ(笑)』

『…!またアンタの仕業!?』



振り返れば、

スマホを手に持ち、

ニヤッと笑う総悟がいた。



足引っ掛けやがったな、コイツ…!




総 『いいモン撮れました、』

『消してよ!馬鹿!』

総 『馬鹿とは何でィ。総悟様でさァ、』



絶対に後で、

真選組のみんなに送りつけるんだ!


“豚の捕獲に成功したぞ”


…過去に数回あったから絶対にそう!




『スマホ貸しなさいよ!』

総 『嫌でィ、』

『…っ!このサド野郎!』



170センチ、

と小さい総悟だけど、

160センチの私からすれば十分に大きい


総悟に掴みかかり、


総悟の頭の上の方にあるスマホを

奪おうと必死になる。



総 『ちょ、待て、この雌豚が…!』

『アンタが余計なことするから…!』



よっしゃ!

取れる!



私の手が、

総悟のスマホに届いた瞬間__



本日2度目の、


ダンッ!

という大きな音が響く…



『やった!私のデータ消せる!』



手の中に、

総悟のスマホがあるのが嬉しくて、

撮りたてホヤホヤの動画を削除する。



やった!

初めて総悟に勝ったかも!



そう思ってると、

私の下の方から、、

声が聞こえてきた。




.

同じ空間なんてごめんだ→←幼い頃のこと



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (173 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
501人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 沖田総悟
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

沖田 颯 - すごくいいです。更新頑張ってください (2018年4月18日 15時) (レス) id: 3667ef296d (このIDを非表示/違反報告)
kaya(プロフ) - じゅ...充電がやばいです!この作品に惚れました!更新頑張って下さい! (2018年3月30日 23時) (レス) id: 504932b45f (このIDを非表示/違反報告)
なふこ - 沖田さん恋愛に関してはピュアなのか!!胸が痛いよぉおおおおおおおお! (2018年3月30日 11時) (レス) id: 5fec3ce495 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon - 頑張ってください!更新楽しみにしてます! (2018年3月15日 16時) (レス) id: 750ef43570 (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 読ませていただきました!すごく面白いです(*^_^*)更新頑張ってください! (2018年3月14日 16時) (レス) id: 65aef19a67 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あー | 作成日時:2018年3月11日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。