沖 田 と 土 方 【沖田総悟】

馬鹿みてェに… ページ24

Okita side



クシャッと、

紙袋に足が当たった。



これは、

Aが“お土産”っていってたやつ。



丁寧にラッピングされてるそれを、

ゆっくり開けてみると、

中には…



“これ、私が大好きなお花なの。”

“姉上が好きなので僕もこの花好きです！”



懐かしい花で作られたブーケが出てきた

メッセージカード付きだった。



“総悟、ミツバちゃん”

“いつもいつもありがとう”



そこに、姉上の名前があったこと…

そこに、俺の名前があったことが…

嬉しかった。



“ありがとう”って、

とびきりの笑顔で言うアイツが想像できて

やらかした事の大きさに、

ため息しかでてこねェ。



なんで怒る前に、

土産ありがとうって言えなかったんだろ、



次から次へ、

後悔しか出てこない。



…謝りにいけばいいんだろうが、、



最低、最悪なことを口走った今、、

アイツに会いに行くことが

…できねェ。



＿＿なんで分かんねーかな…

＿＿俺がお前のことが好きってこと…



土方の妹なのに、

土方に似て嫌な奴なのに、



俺ァ、馬鹿みてェと思うほど…



幼い頃から、

Aに惚れちまっている…




近 『総悟、飯できてるぞ？』

『…今日は要りませんでさァ』



近藤さんに断りを言って、

俺は部屋の隅で

頭を抱えた…



.

あれから数日…→←支配されていく

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