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複雑な桜 ページ2

ドンハンside





正直言おう。
俺は本当にこの学校ではモテる。
だから、何人もと遊んで来たし何人も夜の関係だけの友達も作って来た。
そんな俺を俺と同じ部活の先輩であるノ・テヒョニヒョン(ノテヒョン)や健太ヒョンやヨングクヒョンにサンギュニヒョン…そして同期のテドンは注意しながらも受け入れてくれた大切な仲間だ。

そんな大切な仲間の居るカバーダンス部とは、顔だけでなくダンスの実力やカリスマ性に歌唱力や人気など…全てを揃えた人しか入れない為に倍率も高く部員も少ない。

まあ、本当のことを言えばさっき俺の言ったヒョンと同期だけが部員だった。

でも、今年新しく一人だけこの部活に加わった人がいる。
パク・フィ。
顔も可愛く天然で守りたくなるような性格。
そんな所が人気なのに当の本人は人気だと本気で知らないし信じない。

正直、気になっては居た。

そして、話すようになって2ヶ月後。

''好き''だと言われた。
告白されればいつもなら夜の関係のみの付き合いを誘うけどフィに関しては…そうは言えなかった。


何故なら純粋な目で本気の告白をされたから。
そして、その目は初めて俺自身を見てくれている人のような気もした。

そして、極めつけは彼奴の''有難う''という言葉。


もう、こんな純粋な子を俺が汚してはいけないという使命感さえあった。


興味も無かった後輩だったのに、俺の大切な人にさえ入ってなかったのに。


なんでだろうか。


最後に見せた涙を見て二ヶ月間の君との会話や君の目に笑った顔がドバっと流れてきて…どうしようもなく…



抱きしめたくなった。

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作者名:R | 作成日時:2017年11月16日 18時

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