普通の女将さんですよ！【名探偵コナン】

92.品評会の準備 ページ44

松「こんな感じで大丈夫か？」


『陣平くん、手先器用なんだね』


松「まぁ、爆弾とか解体してるからな

あ、それとってくれ」



『うん、これで大丈夫？』


松「おう」



どうも皆さんこんにちは


何故陣平くんが和菓子を作っているかと
言うとこれには事情がありまして……



遡る事一時間前……







『…あれ？もしかして………』



月「うわぁ…やっぱり今年も来たね〜」



空「なんですか？これ」



これと指差すのは手紙で差出人は
日本和菓子品評会らしい




毎年和菓子の品評会を行い
技術や見た目、味などを評価する



竜「うわっ……これ、結構有名処が

出てるばい」



そう、これは大企業も見ている為
営業目的の所も多いらしい





私のところは毎年二組出さなければ
出場は出来ないけれど……



暁「俺は今年も空桜と組むわ〜…

じゃあAちゃんどうする？」



『…う〜ん………竜くんは…』



ちらりと見ても首が取れそうな勢いで
横にブンブンと強くふる



どうやら駄目みたいだ




『………あ』






と、言うわけで陣平くんになって
今は教えているのだけれど

陣平くんは元々手先器用だから
教える事が少ないかも






『ん………美味しい！

これなら大丈夫だね』



松「はぁ……しかし結構集中力

必要になるんだな」



『あとは体力もね

それでも此処まで作れるのは上出来だよ』





松「ふ〜ん………」




それにしても………最近の暁くんたちも
腕をあげてるから油断大敵だよね


今年は去年と変えなきゃ駄目だから
どうしようかな………





『………そうだ………ねぇ陣平くん

本屋さんに行かない？』




松「本屋？………あぁ参考にか？」



『…そう』





本屋さんに行って何冊か買って
私の部屋で和菓子の案を出していく



それにしてもこれで大丈夫かもだけど
陣平くんに無理させないかな





松「そんな顔すんなよ

俺は大丈夫だから」



『うん』





品評会まで残り一週間___









橘「で………どうするんだ？今年は」


本名
【橘沙紀】



墨「あ？んなの…作らねぇ事には

何もはじまんねぇだろ？」


本名
【墨染樹】




降「和菓子か……って！今はそんな事より

任務の報告をしろ……」




橘「はいはい………相変わらず

口煩いな、零は」



暁「そうカリカリすんなよな〜」




二人のマイペースさに頭を抱える


降谷であった

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