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83.記憶の欠片 ページ35

『…此方が………』



私は水のなかを歩いていって
光を目指して進んでいく



それにしても………あの世って
川のイメージだったけど




此所は真逆………足首までの水




そして先程は彼岸花



今は桔梗の花が一面に咲いている





『…綺麗………』




私はゆらゆらと揺れる桔梗を
通り抜けながら光指す場所に進む








もう少し









あぁ………早く貴方に会いたい









気づいてしまったこの気持ちは
もう止められない









『………待ってて………』









松田side




松「………今日も………まだか」





俺は立ち上がって帰ろうとすると
声が少しだけ聞こえた






『………ま………つだ……さん』





松「………A?」




そう言うとAは柔らかく
微笑み手を握り返した






優しくも………強く







「…あ、今看護師呼んでくるからな」









「……うん………異常はありません



三日間は此処でゆっくりと過ごして
その後の検査で異常がなければ


退院しましょうね」





『………ありがとうございます』






松「……ほら、歩けるか?」




『……松田くん………ありがとう』





Aが笑うのは久しぶりで
しかも好きだと自覚したからなのか


ドキドキする







『………あのね………退院したら


話があるんだけど……





いいかな?』








松「……あぁ」









勇気がない俺はいつも諦めて
ずっと周りをみていた




でも………









そろそろ覚悟決めねぇとな









Aだけは誰にも譲られねぇ









松「……渡したくねぇから」









こんなのを願うのはおかしいとも
思うが………








松「(

しっかりと想いを伝えられますように)」

84.親友との話→←82.母との会話



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宵月葵(プロフ) - リクエストありがとうございます!勿論私なりに書かせて頂きます! (2019年3月22日 12時) (レス) id: e14937e55f (このIDを非表示/違反報告)
iqqvyuu(プロフ) - リクエストさせてもらっても良いですか?夢主が黒の組織にさらわれてしまって、それを知ってしまった公安組に助けてもらうのは出来ますか? (2019年3月22日 8時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
iqqvyuu(プロフ) - 宵月葵さん» このあとどうなるかな?お菓子の採点はどう決めるのか気になります!続き頑張って (2019年3月14日 20時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
宵月葵(プロフ) - ようやく告白させる事ができて私もホットしてます!これからも宜しくお願いします! (2019年3月9日 17時) (レス) id: d70884df7e (このIDを非表示/違反報告)
iqqvyuu(プロフ) - 告白したぁ♪♪♪おめでとう!! (2019年3月9日 17時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:宵月葵 | 作成日時:2019年1月22日 4時

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